『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『話し方研修』 (246) 「ビジネスパーソンとして 話し能力向上の目的とは」

                                   【記事補充】


【2020年09月20日12時01分 投稿分】


ID:8559fx
寺子屋ラッキー


 こんにちは。これまでのまとめとして、話の「構成要素」を式で表してみましょう。
 ◎ 話=ことば+音声(音調・語調)+態度(表情・姿勢・動作・服装)から成り立っています。
 話し方は無理に「型」にはめ込む必要はありません。そうでないと、その人の『個性(持ち味)』が消えてしまいます。これは、講演家・噺家をはじめ、話を生業(なりわい)としているプロの世界をみれば分かることです。十人十色で皆違います。ですからサラリーマンは、先ずは自己流で話せば良いのです。


 仮に職場で上司から、あなたの〝声〟が小さいと注意されたとします。だからといって「アジ演説」ではありません。上司へ説明・報告する時に、あなたが事務所で大声を張り上げているとしたら、職場は異様な雰囲気に包まれることでしょう。
 職場では<T・P・O>に合わせて声を出せばよいのです。聞き手に届かない声は問題ですが、無理に大声で話す必要はありません。時にはヒッソリ話すことも必要です。 


 人間は性格をはじめ自分の欠点を、人に言われなければ中々気付くものではありません。また、他人は余程〝親しい仲〟でもない限り、分かっていても注意をしてはくれません。そのため、話し方での欠点はいつまで経っても矯正されないのです。
 昔から『人の振り見て我が振り直せ』といいます。その意味でスマホを活用して、人から嫌がられる「クセ」に気が付いたら、少しずつでも直すように努力していきましょう。


 話し方には原則・規則・条件等があります。しかし、自然科学の世界と異なり「原理」はありません(私の持論)。
 もしも話し方に原理があるとすれば、その通り行なえば物事は『話力』で〝例外なく解決〟できる筈です。であれば、デモスデネスの昔から古今東西当時の指導者および為政者が、物質力に頼りその座に与えられた権力に訴えることもなく苦労しなかったことでしょう。


 とにかくサラリーマンは、話のプロを目指すわけではありません。職務遂行能力向上に専念すべきです。また、たとえ専門職であっても一人で仕事はできません。
 企業は組織としてのメリットを発揮するために存在します。そのため職場コミュニケーションを円滑にする話し方に目を向けることは、業務を効率的・効果的に処理していく上で意義あることと思えます。


 では、下半期末を来月に控えてのこの時期、有意義な週末をお過ごし下さい。ありがとうございました。



❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)
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