五山の送り火。ここ数年は家内の演奏の仕事の都合で、市内のビルから見るのが続いていましたが、今年は久しぶりに自宅で送り火の日を迎えました。

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点火までの時間、KBSの番組を見る。ちなみこの題字は私の書道の先生、上田普先生によるもの。送り火の「火」の字は大文字の「大」をイメージしている。

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そろそろとなったら賀茂川へ。点火を待つ息子たちと愛犬。

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点火。

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大文字の火床の数は75基。一画目は80m、二画目160m、三画目は120m。大の字の筆者には諸説あり、弘法大師(774−835、三筆)とも、三藐院(さんみゃくいん/近衛信尹1565-1614、寛永の三筆)とも、横川景三(相国寺の僧1429-1493、足利義政の側近)とも。

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家族で送り火を見る。出雲路橋は人で一杯だが、川原は人もまばらでゆったりと見られる。

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月が出てきた!

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大文字と十六夜の月。

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雲間の月と大文字の送り火。かつて送り火は旧暦七月十六日で、今年は8月16日が旧暦七月十六日となる特別な年だったようです。前回は2008年で次回は2038年とのこと。文献には「送り火が消えた後に十六夜の月が昇ってくる」という記述もあるようで、かつては送り火と月はセットだったようです。