殺処分されるはずだった孤独死宅飼い猫ゲンキ、旅立つ | かぼちゃのカーテンの下で猫とエコ生活

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虐待を受け障害を負った元野良猫など100頭近くの老病傷犬猫たちと、高齢者が飼育放棄した地域猫たちのお世話をしながら、TNRしてます(NPO法人代表)。ベジタリアンで倹約家の子なし主婦。無農薬でバラや野菜を育てるのが大好き。

ふ本日、腎臓病を患っていた保護猫ゲンキが旅立ちました。バンブーが旅立った頃から、瀕死の状態でした。ずっと毎日の輸液で命を繋いでいましたが、ドッと悪化し、回復しませんでした。


保護して4年7ヶ月でした。


一人暮らしの飼い主が亡くなり、室内飼い猫4匹は、殺処分されるはずでした。


亡くなった飼い主の元ご主人から保健所に連絡があり、当時の担当職員さんから連絡をいただきました。


写真は、飼い主の遺影の前に座っていたゲンキ。


室内には、4匹の飼い猫がいました。上は、飼い猫のサイラス。昨年、預かり様宅から旅立ちました。優しくて甘えん坊だったサイラス!あんまり鳴くので叱ると、窓まで行って、もっと大きな声で外に向かって鳴きました。『この人、怖いです!叱りました!!怖いです!』と。皆のケージを覗いては、励ましていたサイラス。


こんなに優しい子たちが、ガス室送りにされている。


でも、猫好きの技官Aさんのおかげで、助かりました!残念ながら、そんな職員さんは、その後辞めてしまいます。



屋外にもたくさんの猫がいました。写真は、ゴリエモン。

ゴリエモンは、帰ろうとした私を追いかけてきた猫でした。

『俺たちも助けてくれよ〜』

と言ってましたタラー結局、20匹近く手術して、12匹を保護しましたが、リリースが正しかったか?2〜3年はうなされそうなほど悔やみました。多分、もう生きてはいない。猫たちの楽園だったのに。


亡くなったお婆ちゃんは、生活保護でしたが、傷付いた野良猫の断脚手術をしていました。人馴れしたメス猫は手術していたのです。

写真は、三本脚のスモモ。今は、慢性鼻炎を患っていますが元気です。ゴリエモンも元気!

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離婚していたご主人が、家に入ろうとするスモモを追い出しますが、ご主人は実は優しい人でした。生活保護だったため、家を返さなければならず、猫を入れることはできなかった。ベランダ猫は、どうにか食べていくだろう。でも室内にいた猫たちを放り出したら、食べていけない。そう考えて保健所に連絡したそうです。あの職員さんがいなければ、ゲンキたちは殺処分されました。ゴリエモンやスモモは、放り出されました。

ゲンキは、甘えん坊で食いしん坊の可愛い猫でした。兄弟猫のユウキとレースは今も元気です。

もっと可愛い写真があるのに、探す時間がありません。ゲンキは、忙しい私に心配をかけないようにと頑張ってくれた。優しい子。


ゲンキが寝ているミニコタツに顔を突っ込み、ゲンキをナメナメしているバンビ。バンビが、ずっとゲンキに寄り添ってくれました。




バンビ、有難う。

バンビは、弱い犬猫のお世話が大好き。

ゲンキ、助けてくれた職員さんに感謝しなきゃね。可愛いゲンキたちが、ガス室で殺されるなんて、想像しただけで吐き気がする。

もっと長生きさせたかった。

ゲンキ、プチヴィーに来てくれて、有難う。

今頃は天国で、亡くなったお婆ちゃんや、先に逝ったサイラスや五月やニャロメと、再会しているね。


いつもお世話になっている白河の関のペット霊園さんで11月17日火葬しました。いつも骨壺持参で、お骨を連れ帰ります。後日、敷地内に埋葬します。骨になっても一緒です。
バンビが顔を舐めていたから、すごくキレイなお顔でした。