啓示8・9章-七人のみ使いが第一から第六のラッパを吹く(10)新・大きな星が天から落ちる | ヨハネのブログ

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  第三のみ使いがラッパを吹くと、「苦よもぎ」と呼ばれるともしびのように燃える大きな星が天から落ち、川の三分の一と水のわき出るところとに落ちます。(啓示8:10)今回は、ここの部分の解釈を再考します。


 

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天から落ちるともしびのように燃える大きな星とは何を表わすかを再考する





 

(1)啓示の書の中で星は何を表わすか

 

 最初に、私は、この天から落ちる「苦よもぎ」と呼ばれるともしびのように燃える大きな星は大いなるバビロンを表わしているのではないかと思いました。なぜなら、イザヤ14章には、「輝く者、夜明けの子」である大きな星が落ちることが述べられていて、この星とはバビロンの王を表わしていたからです。(イザヤ14:4)それで、「主の日」に天から落ちる大きな星は、大いなるバビロンを表わしていると考えました。

 

 

 しかし、啓示の書を解釈するのに、他の預言書を参考にするのは、決して間違ってはいないと思いますが、啓示の書の預言を解釈するのに、啓示の書そのものを第一に参考にするのが妥当です。

 

 啓示の書そのものの中で、星が何を表わしているかというと、決して大いなるバビロンではありません。啓示の書の中で、星はキリスト教の会衆の成員を表わしています。


 

    なぜなら、 啓示の書の中では、「七つの星」という語が五回出てきます。(啓示1:16,20;2:1;3:1)七つの星は、何を表わしているかというと、「七つの会衆の使いたち」を表わしています。(啓示1:20)ちなみに,「使いたち」が七つの会衆の一部の代表者であることを示唆する記述はないと思います。「七つの会衆の使いたち」は、「七つの会衆」の成員全員を表わしていると思います。




 

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啓示の書の中で七つの星は七つの会衆の使いたちを表わしている
 



 

 

  そして、栄光を受けられた「人の子のような者」イエスは、その七つの会衆を表わす七つの黄金の燭台の真ん中におられます。(啓示1:12,13)


 

 「七つの会衆」は、単にアジア地区の諸会衆を表わしているのではなく、とりわけ、主の日に全地に存在しているクリスチャン会衆を表わしていると思います。

 

 なぜなら、子羊イエスの目は、「全地に送り出された神の七つの霊」で全地に起こることを見ておられるからです。(啓示5:6) ですから、星はクリスチャン会衆のひとつとみなすこともできるのではないかと思います。星を大いなるバビロンとみなすよりも、クリスチャンの会衆のひとつと解釈する方がより一層聖書的に正確な解釈に思われます。

 

 

 

       0stars

    星はクリスチャン会衆と判断する方がより聖書的に正確ではないか



 

(2)ともしびのように燃える大きな星

 

 この天から落ちる星は、特徴のある星です。ともしびのように燃える大きな星です。この星が「ともしびのように燃えて」いるとは、何を意味するのでしょうか。(啓示8:10)ペテロ第一の手紙によると、人は、「暗い所に輝くともしび」に対しては、「心の中でそれに注意を払って」います。(ペテロ第二1:19)


 

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人々は暗い所で輝くともしびには注意を払う





 

 それで、この大きな星は、人々の注目の的になっていることを示しているのではないかと思います。また、人々はそのともしびの光の中でしばし歓んでいたかもしれません。(ヨハネ5:35)


 

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人々はこのともしびのように燃えている大きな星には注意を払っているでしょう





 

 しかし、箴言には、「邪悪な者たちのともしびは消される。」という言葉があります。(箴言13:9;24:20)ですから、この星は、天から落ちて人々から注目を集めるともしびとしての立場を失ってしまうのですから、この星が邪悪な者である、あるいは邪悪な者になってしまったことを示しているのではないかと思います。

 

(3)大きな星が天から落ちる
 

 まず、ともしびのように燃える大きな星が天から落ちるとは何を意味するのでしょうか。(啓示8:10)

 

 この点では、イザヤ14章を参考にできると思います。イザヤ14章には、バビロンの王を表わす大きな星が落ちることが述べられています。(イザヤ14:12)この大きな星が落ちるとは、「諸国の民を無力にさせていた」バビロンが、「地に切り倒される」ことを意味していました。(イザヤ14:12)

 

 さらに、バビロンという星が天から落ちるとは、バビロンが「シェオルに,坑の最果てに下ろされる」ことを意味しています。 (イザヤ14:15)バビロンは周辺諸国を軍事攻撃して「諸国の民を無力にさせて」いました。しかし、ペルシャのキュロスに率いられた軍勢によって「地に切り倒され」てしまいました。



 

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イザヤ書で大きな星が天から落ちるとは星が滅びてシェオルに行くことを意味する






 

 ですから、大きな星が落ちるとは、倒壊と滅びを被ること、命を失ってしまう事を意味しています。それで、ともしびのように燃えている大きな星が天から落ちるとは、人々の注目を集めているひとつのキリスト教の会衆が倒壊と滅びを被ること、その成員の多くが命を失ってしまう事を意味しているのではないでしょうか。

 

(4)大きな星は苦よもぎと呼ばれている

 

 その大きな星が「苦よもぎ」と呼ばれているのはどうしてでしょうか。アモス書によると、「苦よもぎ」は良くないこと、変節する事の象徴として用いられています。そこには、「公正をただの苦よもぎに変えている者たち,義を地に投げ捨てた者たちよ。」という言葉があります。(アモス5:7)

 

 それで、「苦よもぎ」と呼ばれることは、そのように呼ばれるこの大きな星が公正と義を捨ててしまうことを示唆しています。


 

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その星が苦よもぎと呼ばれることはそのクリスチャン会衆が義と公正を投げ捨てたことを示唆している
 




 

 確かに、イエスが見ておられる七つの会衆の中には、望ましくない特徴を持つ会衆があります。望ましくないどころか邪悪だとさえ言える状況が七つのクリスチャン会衆の中に見られます。ペルガモン会衆は、偶像崇拝と淫行というバラムの教えを守っていました。(啓示2:14,15)テアテラ会衆では、淫行と偶像崇拝を奨励する「かの女イゼベルを容認」するという間違いがありました。(啓示2:20,21)

 

   それで、この燃える大きな星は「苦よもぎ」と呼ばれ、ともしびとしての立場を失ってしまうのですから、ペルガモン会衆やテアテラ会衆のように、偶像崇拝と淫行を容認し、推奨するという邪悪な傾向を示していたのではないかと思います。

 

 ですから、この部分は、世界で人々から注目を集めているひとつのキリスト教の宗派が「苦よもぎ」となり、公正と義を捨ててしまうために、倒壊と滅びを経験することを預言したもののようです。

 

 

 とりわけ、大きな星は、ローマカトリック教会です。ローマカトリック教会は、全世界に12億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派なので、大きな星ということができます。

 


 

(5)聖なる所が違反のために荒廃を被る

 

 ダニエル書は、将来、ローマカトリック教会とギリシャ正教会が武器をとって北の王と戦うことになることを預言しているようです。(ダニエル11:30)それは、北の王が南の王に対して二度目の攻撃をする時です。さらに、ダニエル書は、そのような神の民の「違反」のために、キリスト教の「聖なる場所」が「荒廃」してしまうことを預言しています。(ダニエル8:11,12,13;12:11)


 

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                                                                     Richard Humphrey
 

ダニエル書は違犯のためにキリスト教の本拠地と言うべき場所が荒廃し定期的な奉仕が途絶することを預言している





 

 カトリック教会とギリシャ正教会は、一般社会で注目を集めている大きな教会です。聖書の預言が成就して、そうしたキリスト教の教派の本拠地が荒廃してしまう時、確かにともしびのように燃えて注目を集めている大きな星が天から地に落ちたということができます。

 

 そして、啓示8章の中で、その星は「苦よもぎ」と呼ばれているのですから、将来カトリック教会とギリシャ正教会は、正義と公正を投げ捨ててしまうのでしょう。(啓示8:11)そして、カトリック教会とギリシャ正教会が、将来、神の律法に違反して、自ら剣をとって戦うような時、それらの教会は、殺人や同性愛や淫行を禁ずる神の律法を投げ捨てていることになるのかもしれません。

 

(6)カトリック教会の現在の宗教的な状況

 

   カトリック教会は、確かに聖職者たちの性的な非行の問題がたびたび起きています。そして、カトリックの聖職者の中で、同性愛者の割合がとても高いと言われています。

 

  しかしながら、バチカンの公式見解は、同性愛を非としています。バチカンは2005年11月、同性愛者の神学校への受け入れと任職を禁ずる旨の『手引き』を発表し、この方針を徹底しているということです。しかしながら、諸地域のカトリック教会は、バチカンとは異なる立場をとっているようです。

 

 また、バチカン市国は、第二次世界大戦中ドイツのナチスのヒットラー寄りでしたが、それでも、中立国であり、積極的に参戦はしませんでした。そして、バチカン市国は、現在軍隊を持っていません。それで、カトリック教会の本拠地バチカン市国は、流血を避けるという点で比較的良い立場をとっていると思います。

 

 カトリック教徒の中には、聖書の神の律法に違反する人々が数多く存在しますが、カトリック教会自体は神の言葉に従うよう努力を払っています。ですから、カトリック教会が聖書の神の律法をすべて投げ捨てているとはまだ言えないでしょう。

 

 しかし、啓示8章 の預言では、七つの星のひとつと考えられる大きな星が天から落ちてしまい、倒壊と滅びを経験することを預言しているようです。クリスチャンは、そのような倒壊と滅びを経験しないように、神の律法に固く付く態度が求められます。カトリック教会の聖職者たちにも、聖書を朗読して、聖書の律法に固く付くことをお勧めいたします。


 

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聖職者は特に聖書を読んで神の律法に付き従う努力を払いましょう





 

 わたしはイザヤ14章から、ともしびのように燃える大きな星が大いなるバビロンであると最初は判断しました。しかし、星が啓示の書で、キリスト教の会衆をさして用いられていることから、考え直しました。わたしが短時間のうちに解釈を変更してしまう結果になって、以前の解釈を読んだ方には、申し訳ありませんでした。