啓示8・9章-七人のみ使いが第一から第六のラッパを吹く(6)火で燃える山が海に投げ込まれる | ヨハネのブログ

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 第二のみ使いがラッパを吹くと、火で燃える大きな山のようなものが海に投げ込まれ、海の三分の一が血になりました。(啓示8:8)すると、海にいる魂を持つ被造物の三分の一が死に、船の三分の一が難破します。(啓示8:9)今回の記事では、この部分の解釈にトライしてみます。



 

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火で燃える大きな山のようなものが海に投げ込まれたとは何を意味するでしょうか



 

(1)火で燃える大きな山のようなものが海に投げ込まれるとは
 

 第二のみ使いがラッパを吹くと火で燃える大きな山のようなものが海に投げ込まれるとは何を意味しているのでしょうか。火で燃える大きな山が海に投げ込まれるとは、とても大きな出来事でしょう。この部分が何を意味しているのかを判断するのに助けになる聖句は、エゼキエル28章しかないようです。
 

 そこには、悪魔サタンを表わす「覆うことをする油そそがれたケルブ」が「神の聖なる山」にいて、「火の燃える石の中」を歩き回っていたこと、しかし、神が彼を「汚れた者として神の山から出し」,「火の燃える石の中から滅ぼす」ことが預言されています。(エゼキエル28:14,16)


 

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悪魔サタンは神の聖なる山の火の燃える石の中から滅ぼされることが預言されている






 

 ここでは、覆うことをする油そそがれたケルブ、つまり悪魔サタンが「神の山」の「火の燃える石」として表わされ、「火の燃える石」は、そこから出されることになっています。

 

  ですから、啓示8章8節の火で燃える大きな山のようなものは、悪魔サタンであって、その聖句は彼が「海」、つまり、人類の邪悪な人々の間に投げ込まれることを預言したものではないかと思います。(イザヤ57:20)
 



 また、啓示12章には、「天」で「戦争」が起こり、「ミカエルとその使いたち」が「龍とその使いたち」と戦い、こうして,「悪魔またサタンと呼ばれ」ている者は、「その使いたち」と共に「地に投げ落とされ」ることが預言されています。(啓示12:7,9)ですから、啓示8章8節は、この出来事を別の表現で表したものではないかと思います。


 

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啓示にサタンが戦争に負けて天から地に投げ落とされることが預言されている




 

 

 もしこの解釈が正しいのであれば、悪魔サタンと悪霊たちが天での戦争に敗北して、この地に投げ落とされるのは、神の民の本拠地が攻撃され、常供のものが一時的に絶えた後、最後の者たちがエホバ神への奉仕を再開した後のことです。


 

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火で燃える山のようなものが海に投げ込まれるとはサタンが地に投げ落とされることを預言したものではないか






 その時は、悪魔サタンが天から投げ落とされるのに、ふさわしい時期です。なぜなら、周囲が神に不忠実になっている時に、最後の者たちが、神への崇拝と奉仕を継続してきたことは、悪魔サタンの神の僕の忠誠に対する非難が当たらないことを示しているからです。

 

 

 ですから、悪魔サタンは、神と神の僕を非難するために天にいることを許される根拠はなくなります。それで、悪魔サタンと悪霊たちを天から海に投げ落とし、言い換えれば、悪魔サタンは海に「投げ込まれ」、人類に最大限の影響を与えるままにされるのではないかと思います。(啓示8:8)

 

(2)海の三分の一が血になる

 

 火で燃える大きな山のようなものが海に投げ込まれると、海の三分の一が血になります。まず、海とは何を意味するのでしょうか。聖書は、邪悪な人々を動揺する海になぞらえています。イザヤ書に、「邪悪な者たちは,静まることのできないときの,激しく揺れ動いている海のようである」と記されています。(イザヤ57:20)


 

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動揺する海はイザヤ書によると邪悪な人々


 

 

 ですから、「火で燃える大きな山のようなもの」が海に投げ込まれ、つまり、悪魔サタンが天での戦争に敗北し、この地の近辺に投げ落とされる時、悪魔サタンと悪霊たちは、邪悪な人々に大きな影響を及ぼすことになります。(啓示12:7,9)では、海の三分の一が血になるとは何を意味しているのでしょうか。

 

 ヨナ書には、「罪のない血をわたしたちに帰させないでください。」という言葉がありますが、血になるとは、人々の命の責任を問われることも意味しえます。(ヨナ1:14)さらに、啓示18章によると、「預言者と聖なる者たちの血,そして地上でほふられたすべての者の血が見いだされた」とあります。(啓示18:24)ですから、啓示の書によると、血が見い出されるとは、人の命を流したという責を問われることを意味しています。

 

 それで、海の三分の一が血になるとは、邪悪な者たちの海の三分の一が、人々の血を流した責任、すなわち血の罪があるとされるという意味かもしれません。


 

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海の三分の一が血になるとは人類の多くに血の罪があるとみなされるという意味かもしれない


 

 

 つまり、悪魔サタンと悪霊たちが天からこの地に追い落とされることによって、地に災いが起きます。(啓示12:12)つまり、大患難が生じます。そして、海の三分の一が血になるとは、人類の三分の一、人類の海の相当の部分が血の罪があるとみなされ、この地に大患難が起こることを預言しているのではないかと思います。

 

(3)海の被造物の三分の一が死に船の三分の一が難波するとは

 

  「火で燃える大きな山のようなもの」が海に投げ込まれる時、邪悪な人々に災いがもたらされます。(啓示12:7,9)海にいる魂を持つ被造物の三分の一が死に、船の三分の一が難破します。(啓示8:9)

 

 エホバの命令で、水が血に変わり、水の中にいた魚が死んだことがありました。昔、エホバ神の命令で、モーセとアロンは、杖でナイル川の水を打つと,ナイル川の水はすべて血に変わりました。そして,ナイル川にいた魚は死に,エジプト人はナイル川からの水を飲むことができなくなりました。 (出エジプト7:20,21。詩編105:29)このことと似たことが啓示8章の中に描写されています。


 

 そして、聖書は時々、地の人を魚になぞえられることがあります。(ハバクク1:14。マタイ13:47-49)ですから、海の魂を持つ被造物の三分の一が死ぬとは、この地にサタンや悪霊が投げ落とされたことの結果により、人類の三分の一、つまり、大多数の人々が命を失う結果になることを、示しているのではないかと思います。


 

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海が血になり魚が死ぬとは大患難が起こり多くの人々が死ぬことを意味しているでしょう

 


 

 

 船の三分の一が難破するとは何を意味しているでしょうか。啓示の書には、「海に船を持つすべての者」が大いなるバビロンの「ぜいたくのおかげでその中で富を得て」いましたが、「それが一時のうちに荒れ廃れてしまう」という時が来ることが預言されています。(啓示18:19)

 

 ですから、船は貿易や水産業を通して、「海に船を持つすべての者」に富をもたらしていましたが、大患難の戦闘のためだと思われますが、かなりの数の船舶が難破し、大いなるバビロンや諸政府や貿易に携わる商人に経済的に大きな損害を与えることが預言されているのでしょう。

 

 第二のみ使いがラッパを吹くと、火で燃える大きな山のようなものが海に投げ込まれ、海の三分の一が血になり、海にいる魂を持つ被造物の三分の一が死に、船の三分の一が難破します。(啓示8:8,9)

 

 このことは、天から悪魔サタンと悪霊たちが地に投げ落とされることにより、人類の大多数に血の罪があるとみなされ、この地に大患難が生じ、人類の中の多数の人が命を失うことになるのではないでしょうか。(詩編26:9;55:23)なぜなら、神から血の罪があるとみなされると災いが生じるからです。(サムエル第二21:1)

 

 さらに、大患難の結果、海上貿易活動も致命的なダメージを受けることを示しているのではないかと思います。

 

 それで、人々の血を流すこと、とりわけ神の民の血を流すことは絶対に避ける必要があります。そして、わたしたちは大患難のダメージを避けるためには、大患難の兆候が現れたら、「山に逃げなさい」というイエスの助言に従うのが賢明です。(マタイ24:15,16)