こんにちわ。
すっかりkumoranマスクの事業も日常のお仕事としてこなしております。
型紙→型紙→マスク→型紙→マスク→型紙みたいな。割合も少し多くなってきたり。
でも、このkumoranマスクを通して縫製工場の中身が見えてきた感じです。
こんな一個人のわたくしの意見を取り入れてくれた工場さん。
本当に感謝です。
フリーパターンをご利用の皆様もご存じの通り、このkumoranマスクは独特な形状をしています。
わたくしがお願いしたいくつかの縫製工場さんは、このマスクを量産することが出来ませんでした。中には工賃覚悟でスーツ工場様にもお願いしましたが、わたくしが納得できるほどのクオリティまで仕上げる事ができず、断念なされたのです。こちらが生産キャパを増やしたいばかりに無理いってやってもらったのもあり、ご迷惑お掛けしました(汗。
確かに
S字カーブの箇所を左右対称にしないとだめ。
マスク上部の折り返しは水平に折らないとだめ。
中心のステッチずれたらだめ。
どれもこれも量産向きじゃない指示ばかりですが、一番感じたことは…
実際に縫って下さる縫い子さんたちが何のためにS字にしてるかわかってないこと。
型紙がこういう形だから、サンプルがこういう形だから、だから似た感じでいいって判断になってしまうこと。
こういうモノづくりしてしまうと、世界に誇れる日本製っていうのはいつか言えなくなってしまうんではないだろうか?と…。
そういうわたくしの意見をしっかり受け止めて下さったのが15年以上お付き合いのある縫製工場さん。
工場長が間に入ると間接的になってしまう事から、リモートで縫い子さんたちに直接話することができ、実際にわたくしが縫製してる手元も見てもらい、鼻にフィットさせるためにS字カーブだったり、羽根を立体に起こすための折り曲げだったり、顔の中心を通るからまっすぐのステッチだったり、全て伝えきる事ができました。
そうする事で、格段にクオリティもあがりましたし、現場の雰囲気も良くなったと工場長からも聞けましたし、一人一人の技術も上がっていくんじゃないかと思います。
まだまだわたくし自身の課題は多いですが、日々頑張ってまいります。
そんなこんなでkumoran第二弾開始してました!
※ここだけの話、東急ハンズでの取り扱い決まりました!(また報告します!)
kumoran実験。
パパパタンナー