2020年もすでに一か月が過ぎました~2月1日はマエストロの全体練習を行い、
前回終了のCredo57ページ「Et resurrexit」から始め最後までご指導いただきました。
№Ⅲ Credo(キリストの復活)
この章は前章での『キリストが十字架に架けられ死に至る』ところから復活を遂げる喜びの章であります。明るく喜びに満ちて復活を信じる心を持ち演奏します。確信を持つことが重要。音はもちろんですが、p、f等のダイナミクスが感じられる音楽に仕上げて下さい。しっかり練習を!
- 57ページ終わりのバス「Et iterum」から新しい音形に変わる。
- 228小節の「cresc.」マークは記号を記入し、急激なクレシェンドで練習番号Kではフォルテシモにすること。そして238小節ではミステリオーゾなPで歌えるように。
- 練習番号LのPで歌う時、体はフォルテな状態で歌い音量は落とす、決してゆっくりなるのではない。「Credo」の「C]は小節線の前に子音を言い、小節線では「E母音」が来るのです。決して「Ku」と発音しない。「E母音」の口で「C]を発音して!
- 277小節でffにするのではなく吸う息がffなのです。そして子音は前に出し、小節線では「I母音]が来る。
- 練習番号Mに出てくる「付点四分音符+八分音符」が鈍くならない~鋭く!!
- 297小節、231小節ソプラノのド♭音はシューベルトの代表的な音です。知って歌う事!
- 62ページ練習番号Nは希望に満ちた内容の音楽です。そのような感情で歌う事。
- 練習番号Nからの全パート、難しい音が沢山出てくるけれど、四分音符で刻む音は全て笑い声、喜びの声と思って軽々歌う事、息の回転が大事。
- 練習番号Qのアルト424小節、ここのフォルテは命がけで出す。
- 70ページテノール、482小節のフレーズは大事です。
- 練習番号Tに入る前からのオケ、そして合唱はとても美しい所です。次のPの音に注意を!Tで歌われる「Amen」は別のものと考えてはっきり言う。
- 514小節の「cresc.」マークは記号を記入し、急激なクレシェンドで「Amen」。
- 最後はいつ死んでも悔いのない「Amen」で力のある歌にしてください!
Ⅴ.Benedictus(誉むべきかな)
この章は温かいぬくもりのある息で、あくまでレガートに歌ってほしい
- 練習番号A最初のスフォルツァンドはフォルテの長い豊かなスフォルツァンドにする。
- ソプラノ練習番号Bに入る所の二分音符「nit」の「t」は拍の中で切って!
- 「benedicts」は「ne」を長めに歌ってください。
- 練習番号Cでは慈愛に満ちた歌にして!
- 81ページ一段目、53小節ではピアノで「ni」を歌うこと。ソプラノはミ音下がらないように!
- 練習番号Eに入り、90小節のバス、ダブル♭音に注意。
Osanna(どうか救ってください)
- 皆さんの歌は[オッサンナ」と聞こえる。音は遠いけれど「O]「Sa」をつなげる事。
- 最後8小節の「Osanna」はrit.します。必ず指揮を見る事。
Ⅵ.Agnus Dei(神の子羊)
この章はアクセント強めに歌ってください
- どのパートも3つめの音が低くなりやすいので注意。
- 89ページ1段目、最後の四分休符は長く休む可能性あります、指揮を見て!
Dona nobis(我に平和を与えたまえ)
最初の和音で変ホ長調がよみがえります。それを感じて演奏してください。
- アクセント記号が多く出てきます。広がりのあるアクセントで歌ってください。
- 最終フレーズ、249小節からrit.がかかり250小節から四つ振りになります。ゆっくりなので指揮をよく見て最後3小節はティンパニが刻むので合わせるように演奏してください。
次回は2月9日(日)1時半から企画展示室でのマエストロ全体練習になります。
Ave Maria ,Intende voci をご指導いただきます。準備してご参加ください!
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