タロット聖典No.3「闇から光へ」 |  占いカウンセラーの学校

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 Fortune School TIILA代表 聖智ティーラのブログ




星智天羅の「チャンプルー日記」
  13


このカードを見て、
HAPPYな印象を持つ人は
まずいないと思います。


このカードには様々な解釈がありますが、
とりわけ私は、
プリマ・マテリア
をテーマにした解釈が好きです。


それについては、
過去のブログにも取り上げています。






黒い土壌は、
無意識とその深層を示していて、
骸骨は、そこに埋め込まれた
全ての源たる第一原質
「プリマ・マテリア」を探している‥
という解釈です。


それは、魂の浄化におけるための
錬金術修行です。



ネガティブな感情と過去を断罪して、
本来の姿に戻るのです。



死と再生




星智天羅の「チャンプルー日記」
節制


浄化された魂は、
天使により壺に移され、
霊界へ移動します。


魂は、人間の生命や精神の源で、
肉体を持たない人格的な存在とされ、
もともと純粋な存在です。


ネガティブな思いや感情が
心を乱し、曇らせるため、


本当の自分が何を望んでいて、
何をしたいのか?
見えなくなってしまうのです。



星智天羅の「チャンプルー日記」
 吊るし


そのため、タロットには、
「13」の行動の前に、
「吊るし」の修行が描かれています。


ガンジガラメになった心を
静かに見つめる作業です。



星智天羅の「チャンプルー日記」星智天羅の「チャンプルー日記」
 

この2枚のカードは、
大アルカナの中では最も辛い修行です。

 

しかし、この行程が、
プリマ・マテリア(魂)を探す旅ならば、

苦悩は、魂と向き合うチャンス 

と言うことになります。



私は、この仕事に携わって、
まもなく12年になります。



訪ねてくださる皆さまの大半は、
「吊るし」と「13」の真っ最中なので、
相談の続きをお話しに、
リピートされる方も多いです。


そのようなことで、私たちは、
お客様と長いスパンでお付き合い
することが多いのですが、
問題が解決に向かっていくと、

皆さん、どんどん美しくなられるんです。


研磨され、研ぎ澄まされていく
宝石のように、
だんだんとお顔が輝いていかれます。



それを見て、私は、

苦しいことは悪いことではない

と、思いました。



苦しみを乗り越えて心は強くなります。
悲しみを知って心は深さを増します。
諦めを知って心は寛容になります。


強く、深く、寛容な心は、
少々のことでは揺るぎません。



反対に、楽を求める人は、
避けられない不運や不幸が訪れたとき、
真っ先に潰れてしまうことでしょう。


また、苦しいときは、
人の本心を知ることができます。


金の切れ目が縁の切れ目と
離れていく人もいることでしょう。


しかし、視点を変えれば自分にとって、
必要な人間関係と不必要な人間関係を
明確に知ることができるのです。


それは悪くないことですよね?


あー悔しい!!!
許せない!!!


と、いつまでも感情に囚われてないで、
苦悩を楽しむゆとりをもてば、
人生の達人になれますよキラキラ