「松山千春 『祈り』に思うこと~松山千春 全作品解説146~ 」S2716

 

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◇更新履歴

V1.0:2014.11.13 初稿

V1.1:2016.11.22 記事を追記

V1.2:2020.11.24 記事を追記

V1.3:2023.05.24 公式動画・音源のリンク

V1.5:2023.07.05 追記

■ 「祈り」編曲者:夏目一朗
2006年11月1日発売の59枚目のシングル

 

◇松山千春選曲ベストアルバム『松山千春の世界』DISC-4の10曲目

 

◇松山千春選曲アルバム『天才 松山千春のラブバラード』12曲目(全15曲)

 

◆レコーディングミュージシャン:後日追記
01. ドラム:
02. ギター(EG):
03. ベース:
04. キーボード:
05. コーラス:

 

◆2023.7.5 夢野旅人

2023年春のツアーで、今回も、「祈り」が一部のほぼラスで歌われました。

 

ツアー終了後の7月2日放送のラジオ「松山千春のON THE RADIO」。

 

春のツアーを振り返りながら、全曲、春のツアーで歌われた曲がかかりました。

1曲目「愛は全て」がかかり、2曲目に「祈り」がかかりました。

---

一部の終わりは、ま、一部はあのぅ恋愛の曲をずっ~と続けましてね。そして、うん、大体の所では、この曲で終わりました。

松山千春「祈り」。

 

◆2020.11.24 夢野旅人

2020年11月22日放送「松山千春 ON THE RADIO」でのコメント

 

さて、ここからはですね、弾き語りをさせていだきますけど。

う~ん今回は、ちょっと恋愛の曲でね「祈り」という曲をこれから歌いますけど。

 

これは2006年ですから、今から14年前か。

な。自分、すごく好きな曲なんですよ。

う~ん、あの普通だったら、これテレビだったら、ま、スーパーが出てですね、詞がでてきたりするんだけど、今回はですね、皆さんにね、まず詞を聞いていただいて。

「祈り」という曲ですよ。

 

さよならも 言えないまま 貴方から離れて行く
楽しいだけの 毎日は 夢が夢になるだけ
いくつもの季節が過ぎ 貴方との過ごした日々
言葉にすると 泣き出しそうで 全て思い出にする
愛してる 今だって この胸は ときめいて
こんな日が来るなんて 思ってもみなかった

心から愛した けど 何もかも捧げたけど
いつも不安な 毎日は 愛が愛を追い越す
もう そんな 若さじゃない お互いに気付いていた
貴方にめぐり逢えた事 それが何よりでした
神様が いるのなら ひとつだけ 祈りたい
できるだけ おだやかな 人生を あの人に

愛してる 今だって この胸は ときめいて
こんな日が来るなんて 思ってもみなかった

 

「祈り」(弾き語り イントロあり アウトロで、フーーーの歌唱あり)


----CM----

 

「祈り」という曲を、ま、聴いていただいて、いかがでしたか。ね、タイトルは「祈り」なんですけど、祈りという言葉が出てくるのは二番目のサビで~神様がいるのなら ひとつだけ祈りたい~ここでしか出て来ないんだ。

けど、そういう気持ってな、皆も経験したことがあるんじゃないか。ま、ずっと一緒にいたいと思っても、このままじゃお互い足を引っ張り合って年をとっていくだけ。

だったら別の人生も・・・ま、という意味で、このカップルは別れていくんだけどな。

ま、ほんとに祈るという、相手に対してだぞ。

それほどの恋愛を、ま、皆ちゃんとしてきたか、またこれからも出来るんだろうか・・・

今まさに~日本シリーズの話に唐突に変わる~

◆2016.11.22 夢野旅人

先日、友人の10年前の出来事を聞いた。

「祈り」が本編ラストで歌われた2006年秋。

 

終演後の帰り道。

「祈り」について、友人が仲間と色々と話して帰宅すると、なんと空き巣に入られていたという。

 

被害額もかなりのもので、その現実を目の当たりにして、
~こんな日が来るなんて 思ってもいなかった~
と、友人の脳裏に流れたという。

「祈り」を聴くとその日のことを鮮明に思い出すという。

 

その話を聞いて、吹き出しそうになった。

人によって曲の思い出は様々ですが、それはまた、違った意味で強烈だなと。

 

~さよならも 言えないまま 貴方から離れて行く

楽しいだけの 毎日は 夢が夢になるだけ

 

いくつもの季節が過ぎ 貴方との過ごした日々

言葉にすると 泣き出しそうで 全て思い出にする

 

愛してる 今だって この胸は ときめいて

こんな日がくるなんて 思ってもいなかった

 

心から愛したけど 何もかも捧げたけど

いつも不安な 毎日は 愛が愛を追い越す

 

もうそんな若さじゃない お互い気付いてた

貴方にめぐり逢えたこ事 それが何よりでした

 

神様がいるのなら ひとつだけ 祈りたい

できるだけ おだやかな 人生を あの人に

 

愛してる 今だって この胸は ときめいて

こんな日が来るなんて 思ってもみなかった ~

 

デピューから6年目。

1982年 真駒内で初披露された「夢の旅人」

10年目の1986年8月8日札幌で弾き語りで初披露された「旅路」

20年目の1996年、竹田さんの命日にもあたる8月27日、弾き語りで初披露された「あなたのために」 など。


「旅立ち」から40年。

千春にとって節目の年に、特別な想いが込められ歌われた曲は何曲かある。


「お互いがお互いの人生を祈れるような、そういう時代になってほしい」

そんなメッセージが込められている「祈り」も30年目の特別な想いがあるのでしょう。


~貴方にめぐり逢えたこ事 それが何よりでした~

~できるだけ おだやかな 人生を あの人に~

 

自分はこのフレーズがこの歌のすべてのような気がします。


◆2014.11.13 夢野旅人

最近は、近くの神社ですましていたが、今朝は、久しぶりに巣鴨のとげぬき地蔵のある高岩寺に寄った。

母が入院したのは、去年の秋の東京国際フォーラム公演が終わってすぐなので、もうすぐ一年。

 

検査結果、余命を聞き決めたこと。

毎日、顔を出す。

煙草を止める。

そして毎日参拝する、だった。

剃んな日々が、一年続いた。

 

30周年の記念イヤーに届いたシングル「祈り」。

初めて聴いたのは、秋のコンサートの初日である10月6日、川口公演。

 

~言葉にすると 泣き出しそうで 全て思い出にする~

の「泣き出しそう」のフレーズ。 

CDで聴いたとき。

感情を露わにした抑揚のある歌い方が印象的でした。

 

~貴方にめぐり逢えたこと それが何よりでした~ 

この曲は、ファンやスタッフへの感謝の念の込められているのではないか。

友人は云う。

 

~できるだけ おだやかな 人生を あの人に~

自分にも、

できるだけ おだやかな 人生を お前たちがおくれるよう 祈っています。

 

そうきこえる。

 

コンサートで千春は、「お互いがお互いの人生を祈れるような、そういう時代にならないかなと思う」と話していた。

恋愛のていをとっているが、伝えたかったのは、それなのでしょう。

 

ほかのレビューで、自分はこの「祈り」はいい歌なんだけど、メロディー的なものなのか、飽きると書いてきたけど、まっとうなヒューマン・ラブソングで、最近の楽曲の中で人気が高いのもわかります。

 

人が人にしてあげられることは限られている。

何の役にも立たないことのほうが多いかもしれない。

だけど、祈ることだけはできる。

 

今朝、とげぬき地蔵を洗った帰り道。

「祈り」を口ずさみながら、そんな千春の言葉を、母の姿を思い出してました。

 

◆歌詞及びオフシャル動画・音源

 

さよならも 言えないまま 貴方から離れて行く
楽しいだけの 毎日は 夢が夢になるだけ
いくつもの季節が過ぎ 貴方との過ごした日々
言葉にすると 泣き出しそうで 全て思い出にする

愛してる 今だって この胸は ときめいて
こんな日が来るなんて 思ってもみなかった

心から愛した けど 何もかも捧げたけど
いつも不安な 毎日は 愛が愛を追い越す
もう そんな 若さじゃない お互いに気付いていた
貴方にめぐり逢えた事 それが何よりでした

神様が いるのなら ひとつだけ 祈りたい
できるだけ おだやかな 人生を あの人に

愛してる 今だって この胸は ときめいて
こんな日が来るなんて 思ってもみなかった

 

◆J. 松山千春全作品(解説)に思うこと ~松山千春 全作品解説10~ インデックス10 (2006~2009)

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