「👑その1 吉田拓郎、来年2021年夏をもって全てのコンサート活動を終了に思うこと。」S7179-1
 

◇更新履歴

V1.0:2020.7.24 初稿

V1.1:2020.9.18 👑付与

V1.2:2021.2.13 是正

 

■その1 吉田拓郎、来年2021年夏をもって全てのコンサート活動を終了に思うこと。

2020.7.17放送 ニッポン放送 「吉田拓郎オールナイトニッポンGOLD」

 

◆コロナ渦における近況

とにかく僕達、ミュージシャンですね。
関係しているスタッフとかですね、その家族の人達とか、やっぱり皆、笑顔のない日常が続いている。
この状況(コロナ渦)がいつまで続くのか、そして、この状況に終わりはあるのか。
まったく先が読めない、そういう毎日の中で、皆さん、各々がですね、あらゆる模索を始めたりしてですね。
ま、ネット配信とかYouTubeやパブリックビューイングなど色々考えている訳ですが。
勿論、僕たちがですね、最も恐れなければいけない、ならないのは、そういう密の状態を作ってしまって、あえて危険を冒すことをやってはいけない。
取り返しのつかない最悪の状況を生み出してしまう。そういうことを最も恐れなくてはならないと思うわけです。
だから、あの、このコロナの感染拡大という恐怖ですね、その恐怖みたいなものを、僕らが自ら作り出す。そういう愚かな行為というのは、絶対にやってはならないと思っている訳ですが。

 

◆歌い始めた頃のコンサートツアーを振りかえる。

僕は、あの70年代に初めて単独でのツアーを始めた奴ですからね。
当時はねツアーなんて言葉はなかったし、挑戦が始まる訳ですからね。
歌手達はですね、テレビで歌うこと、テレビで歌って知名度を広げる時代だった。
テレビにでるために、ま、後ろで、裏で大きなお金も動いているという話もあり、宣伝とかに金かかったりね。そのためにレコード会社なんかも色々お金がかかるという。
そうやって、でも、全国に、名を広げる時代的だったですが、
ところが、僕らはね。
やっぱり70年代のシンガーソングライターたちはテレビに出ないことを、ひとつのシンボリックにして、考えて、コンサートツアー、コンサートツアーという場所で自分たちの音楽を日本中に広げていくんだ、という活動をし始める訳ですね。
で、この全国ツアーも一般化して、普通に事になって、この後にね。
皆も普通にコンサートツアーやることがテレビで歌うことよりも普通になって、そして、それがずっと続いていたんですが、今、新たなる試練の中で、例えば、ネット配信とか、今の時代に即したライブの在り方というのを模索している訳ですけどね。

 

◆吉田拓郎の思うコンサートとは。 
ただ、あの僕は、吉田拓郎というのは古いタイプのアーティストですからね。あることは、勿論自認しておりますが、古いタイプのアーティストですから、


僕にはコンサートツアーで感じる感動と興奮と満足というのは、やっぱ客席からね、たくさんの拍手をもらいながら、


こっちもその客席の盛り上が感じとか、その反応に1曲1曲応じながら、その瞬間瞬間のテンションで歌うっていう、あの客席の反応とかに僕自身も1曲ごとに反応しらさながら、歌いきるっていう感じ。

それが、あの僕にとっては僕の大好きなライブあり、ツアー、作り上げてきたコンサートツアーだと僕は思っているわけなんです。
 

◆来年、最後のコンサート、ツアーを開催予定
で、実は僕は来年の初夏、この時期に、今の時期に大阪、名古屋を含めたツアーを企画して、会場とかバンドのミュージシャンとかスタッフ、皆のスケジュールを既に確保してる。
でもね、果たして今のこの状況はその頃には完全に解決されているのか。
というと、その先行きは非常に不透明だし、あの、ま、僕なんかの感じだと、感じているのは、あのう、黒に近い灰色。
どっちかというと、そんな気もしないでもない。


◆来年のコンサートツアーをもって全てのコンサート活動を終わらせる。
で、ま、僕は来年のこの時期にやろうとしているツアーで、全てのツアー、コンサートツアー、全てのステージから降りようと。
全部ステージからは去る、終了する
そういうつもりでいます。
だからもうステージには立たないという決心をしているんです。

例えば、じゃ、ま、アルバムなんかはどうするんだ、とかいって。
これがね、また大問題なんですよ。
実はあのレコーディングさえ、今後どうなるのかさっぱり、あの見えない。
これまでどおりの環境でね、レコーディングできる日というのが一体戻って来るのか。
そこも非常に不透明な現状なんですね。
今ね、いくら新曲が出来たぞと僕が言ってね。おい、ミュージシャン、集まってくれと言ってスタジオを押さえてレコーディングだというのはとんでもないんですよ。
スタジオっていうのは最大の密を作り出す場所ですから、そこでやっちゃいけない。
だからレコーディングはできない。
これまでどおりのやり方で、スタジオにバンドが集まってのレコーディングというのは当分、あり得ないんです。
そうすると、あのリモートでとかコンピューターを使った自宅録音とか、なんか違う方法を考えなきゃいけない。

僕がやりたいレコーディングはしばらくはできない。
のが現状なんです。
今も、もちろんレコーディングなんか出来ません。

 

◆たとえ、来年のコンサートが、開催出来なくても、コンサート活動は終わり。
で、さっきのステージの話しに戻りますと、来年のこの初夏の、この時期に予定されているツアーが、もし止む無く断念せざるを得ない、中止しなきゃいけない、せざるを得ない。
という時が来たら、じゃあ、再来年ならどうなんだ、という話があるとしたら、それは僕にはあり得ないです。
はっきりこれは、断言しとく。
 
再来年のことなんて、僕の、例えば僕の今の年齢からしてももう考えられないというのが現実だし、今現在の国内のツアーの状況というと、どんなアーティストでも少なくとも1年半以上、1年半ぐらい前から全国の会場を押さえたり、ミュージシャンを確保したりスタッフを確保したりしなきゃコンサートツアーというのはやれない、ね。

再来年僕は76歳です、再来年。
そんな76歳を迎える年齢の自分のステージを、今から再来年のことを予約するなんて、それは正直、言ってとても僕にはとても想像がつかないですからね。

そうなると来年、この時期にやる僕の最終ツアーとしている予定が、これが中止と決まった段階、そうなった場合に、その段階で僕のコンサート活動は終わるんだなと思います。

これは、あのまったく予想もしなかったエンディングになってしまう訳なんですが、これも、こういう時代なんだ、ね。
やっぱり時代というのはあるんだ。
と割り切って覚悟はしました。

だからそういう決心、覚悟で今、日常を過ごしているわけですが、もちろん、来年のこの頃までにこのコロナの問題とかが完全に解決して、予防も対策も、もう万全だと、そういう日常が来てる、迎えられるというだったら、予定どおりに、それはもう大阪も含めた吉田拓郎アウトロ、エンディングツアーを、これはもう、是非やりたいと思います。

このツアーで念願だった大阪でも皆と、さよならしたいし、あの行きたいです。
もう既に会場もバンドのミュージシャンも、スタッフも、スケジュールは全部一応仮押さえ、押さえてあるんです。
誰だってね、中止なんか考えたくないですからね。
結論が出るのがね、多分ね、今年の秋頃には最終的な結論を出さなければいけなくなるんだとおもいますが、今僕は毎日ひたすらセットリストですね、何を歌おうと曲目を考えながら、ステージングとかを考えながら、でステージ衣装で何着よう、今回ラストだからちょっと驚かすかとか、考えながら、そんな日常で、見守っております。
今自分に出来ること、そういうことですね。
そういう気分で毎日を送っているわけです。

 

◆その2につづきます。

 

◆吉田拓郎 ラストアルバム

 

 

 

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