今度は2日で帰って来られるみたいです…だって、歯を抜くためだけに入院ですもの。
しかも、今度は4本いっぺんとかじゃなくて「1本だけ」です。
そして、16年前に入院した時と同じ病院に。
久しぶりに行ったのですが、なんだか昔と雰囲気が変わったような…昔の印象は「全体的に洗練されててオサレな感じ」だったのが、今はあちこちにベタベタ貼り紙(しかも”いらすとや”多用)で、壁が掲示板状態。
「トイレの転倒注意」なんて貼り紙は初めて見た、どうやら安全管理に過剰になると貼り紙だらけになるようだ。
でも、そこまで安全管理に過剰になるのに「ノロウイルス対策」の貼り紙がないのはまだシーズンでは無いからなのだろうか。
一番感じたのは「こんなに狭かったっけ?」と思うような圧迫感…昔に比べて人が増えたからなのか?それとも本当に私の体が大きくなったのだろうか?
抜歯が決まったのは先週の土曜日、差し歯の入っていたところの根っこがついにダメになってしまい入院を宣告された…今回も都心に行くことは阻止され16年前と同じ病院に送られることになった。
前と違うのは抜く本数…今回は本当に1本だけ、紹介状には「前回と同じ(つまり全身麻酔)でお願いします」と書かれていたが、手術自体は5分程度で終わるとのことですが…局所麻酔で出来るようになった訳がない!!ということで「静脈麻酔」という方法を提案された。
静脈から麻酔薬を入れる方法で、この方法だと私が手術よりも嫌だった「鼻チューブ」をされずに済むそうだ。
でも、2日間の入院は必要とのこと。
おもわず私は「静脈鎮静って日帰りでやってる病院ありますよ」なんてこぼしたら「うちは安全管理に重点を置いてるから…」とのこと、ちなみにこの日帰りの病院は16年前に私の親知らずを抜いた先生の出身校の附属病院である(こちらは全身麻酔も日帰りで行っているそう、入院は希望制)。
犬の去勢・避妊手術(当然全身麻酔)も日帰りで出来るところもあるのに…「方針の違い」なのだろうか?
ということで、初診の日に入院の手続きをしてきた。
やっぱり前に比べたら手続きが複雑になっている、書類を何枚も書いたりスライドを見せられたり…このスライドもやたらイラストを多用していて内容よりも「イラストしか頭に残らない」という完成度の低いスライドの典型を見せられてしまった(もちろんここにも”いらすとや”である)。
1部屋の最大収容人数は4人だが、今回は「一人で過ごしたい」と思い思い切って個室を希望した。
1日15000円が高いか安いかは個人差があると思うが、静かな空間と第1希望が通れば眺望と日当たりの良さを得ることができるのだ。
2日と言えども入院は暇なので、入院中はパソコンでも持ち込んで動画でも観ようと目論んでいたら…なんと「パソコンの持ち込みがダメ」な上に有線LANの接続はもちろん無理、Wi-Fiすら飛んでいないという現実を突きつけられる。
なんだか、2000年代前半に取り残されているのか…?とちょっと心配になってしまった。
しかし、ここで救いの手が現れた…なんと、知人が入院中にWi-Fiルーターを貸してくれる事になった。
パートナーは入院した時に「ホットのブラックコーヒーが飲みたい」という理由で、ティファールの電気ケトルを持ち込み入院期間中一度もバレることなく使い通した逸話があるが、快適な環境は自分で作り出すものであると強く実感。
1週間~など、長期になる場合は動画配信サイトに加入しておくと、退屈知らずで過ごせるそうです。
入院案内パンフにもいらすとやを使用している。
ポップ体×いらすとや…そこはかとなく漂う「役所感」はなんだろうか?昔はもっとアカデミックな印象があったような記憶があるのだが。
せめてフリー素材でもいらすとやではなく、イラストACあたりだと「お、センス良いな」と感じるのだけど。
こういうのは一体誰が作成しているのだろうか…おそらく中の人なんだろうけど。