素人の発想って本当に怖いと思い知らされた | 今日も、犬とベッドシェア

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おじいちゃんのパピヨンさんと暮らす、ソロ活&おひとり様人生エンジョイ中な私の雑記帳
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この記事のシリーズ記事です。

 

例によって具体的な名称は出しませんが、ここの特徴として…入所後はまず「ライフスキルコース」なるものに在籍するとこになるのです…簡単に説明するとオリジナルのテキストを使った心理教育のようなものを行うクラス

 

心理教育とは…

心理教育(しんりきょういく、Psychoeducation)とは、精神保健問題を抱える患者本人および家族に対して、エンパワーメントおよび最善の対応法を教える患者教育である。 多くの場合、統合失調症うつ病不安障害慢性疾患摂食障害パーソナリティ障害によく実施され、その家族もまた対象となる。

教育の目的は、受講者に現在の疾患と、そのよりよい対処法を学んでもらう事である。さらに、患者自身のキャパシティ、利用可能な資源、コーピング手法を強化し、そして長期的な健康と福利を高めることである。

Wikipediaより引用

 

と、はじめのうちは思っていました。

 

が…実際に課題を進めていくうちに「とんでもない課題」に遭遇してしまいました。

 

ここでは自己分析の一環として「過去分析」と称した、自身が覚えている限りの生育歴や出来事を書き出させるのですが…これ、よくよく考えたらとんでもなく恐ろしいことであるのは分かる人にはわかるはず。

 

何が恐ろしいのか?

 

それは「過去のトラウマ体験」や「本人が思い出したくない、なるべく思い出さないようにしていること」まで書き出すように指示され、しかも書いた内容に対して根掘り葉掘り質問をしたり、説明を求められることがあるから。

 

アノニマス系自助グループに参加したことある人ならわかると思いますが、ああいう場では「その人が話したことに対して質問したり、何か思うことがあっても意見を述べたりすることは厳禁」とされています。

 

また、医療やカウンセリングの場でも本人が話したくない場合は過去の出来事を聞き出したりすることは基本的にはありません。

 

なぜ、そうするのか?それは…無理に話したり、意見・批判されることによって心身に不調を来したり、人によってはフラッシュバックを起こすなど百害あって一利無し…つまり「危険だから」

 

長年、カウンセリングを受け複数の自助会にも出入りしていた私は「これはやばいやつ」と直感が働き、自分にとって心身に支障を起こさないレベルの内容だけを取捨選択し書き上げたが…例によって書いた内容に対して「成功体験と失敗しか書いてない」と批判、否定を食らいました。

 

そこで「手書きだと筆が進まないのでパソコンを使わせてくれれば詳細版を書きますよ」と申し出、パソコンで書き直しを始めたが…やっぱり嫌だった出来事を書いていると具合が悪くなる。

 

昔、発達障害疑いで紹介状を書いてくれた当時の主治医に読んでもらった生育歴や家族歴を書き上げた直後もかなり激しい感情の乱れや体の不調に襲われたことがある経験があるので小出しにして少しづつ書いていたが、やはり…という感じ。

 

詳細に書いたため、作成途中にも関わらず1万文字を超えてしまったので途中で一部を印刷して提出したが、ここまで苦労して書いた内容に対しても批判を受けた。

 

今だったたら「こう言い返してやればよかった」と悔やむこともあるけど…その時は何も言えず、その時感じたことは「なんだか自分の人生そのものを否定されている」ように感じた。

 

今思えば、自己分析であれば就活や転職の場でもよく利用されているエニアグラムや16タイプ性格診断、交流分析や今、現在の物事に対する価値観や考え方を可視化していけばいいわけで…なぜ、このようなリスクの高いことをやらせるのか?

 

心理学に明るい人に聞いてみたところ

 

「あきらかに素人の思いつきだろうね」

 

という、身も蓋もない回答をいただきました。

 

ちなみにこの詳細版過去分析…当然のことながら「未完」である。