長女がまだ0歳児だったころ。
1歳かな。
とにかくそんな小さい時。

 

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たまたま行った子育て支援センターで

月齢が似たようなママと話をした。

 

とても話しやすく、優しそうで

 

なかなか支援センターになじめなかった私は

なんだか嬉しく思った。

 

子どもの話をして

 

あぁ、仲良くなれそう。

 

 

そう思っていた。

 

 

ふと、そのママが別なママと話を始めた。

 

 

「上の子が…」

 

 

ん?

 

 

耳を疑った。

 

 

この話が合いそうなママ、

この子がはじめての子どもじゃないの?

きょうだいがいるの?

この子は第二子なの?

 

え??

 

 

そうなの?

 

 

 

 

・・・・負けた

 

 

 

すごいリアルに覚えてる。

 

 

この時の

 

わたしの

 

えげつない感情。

 

 

 

子どもが一人のわたしは

 

きょうだい児をもつママより

経験値が低いってこと

 

 

 

無意識かどうかわからないけど

 

 

この時感じた敗北感。

 

 

しかも、この人絶対一人目だよ!

 

そう決めつけていただけに。

 

慣れた感じも、年がいってる感じもなかったのに。

 

 

 

 

 

だからかな。

 

 

2人目を妊娠した時は

心底嬉しかったよね。

 

 

 

やった!

 

これで私も

きょうだい児ママになれる!

経験値が増やせる!

 

ひとりっこママに、勝てる・・・・!!!!

 

 

 

本当に、そんなことを思っていた。

 

 

子どものこと、飾りか何かかと勘違いしてたのかな、私。

 

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当時作ったハッピーコラージュ

 

 

 

何年かたつとね

 

周りの仲いいママたちに

 

3人目ブームがやってきたの。

 

 

 

え、

 

なに、

 

3人?

 

 

また私を追い越すの?

 

 

 

だからね、必死で望んだよ。

 

 

3人目、欲しい

欲しい、

欲しい!!!!!!

 



願望通り

 

「3人の母」になった私は

 

そんな肩書きが与えられた気がして

 

誇らしかった。

 

 

とにかく子どもの頭数だけほしかった。

 

 

 

狂った私は

 

3人じゃ人並み。

 

4人ほしい。

 

あとひとり、産みたい。

 

 

そう願っていた頃には

 

家庭内なんてぐじゃぐじゃで

 

子どもに手をあげ

怒鳴り散らし

 

しね

いなくなれ

ため息、無気力、

 

子どもは私の顔色を気にし

 

泣く子どもを放置しすぎて

一番下の子はひどいデベソになっていた。

 

 

 

目立ちたかったんだよね。

 

すごいって、言われたかったんだよね。

 

認めてほしかったんだよね。

 

 

 

私は、なんにもないから。

 

 

だから

 

子どもの数っていう、目に見えるもので

勝負したかったんだ。

 

 

 

 

アホらし。

 

 

子どもたちが、かわいそう。

 

 

 

だからもう、やめた。

 

 

4人目、やめた。

 

 

赤ちゃんがほしいわけじゃない。

 

 

4人育ててるスーパーママ

 

その肩書きがほしかっただけ。

 

 

やっぱり4人連れてる美人なママは

かっこいいなって思うけど

 

 

私にはもうそのキャパはないな。

 

 

自己顕示欲のためだけに産んだ子供は

さして愛情もかけてもらえず育っていた。

私に子育ては、まるで向いていなかった。

一人育児ならまだしも
きょうだい児育児は
本当に無理だった。

 

 

 

一度心を入れ替えて

子育てを学んだ時

 

あぁ

 

私は本当に、ダメな母だったな

 

そう思った。

 

 

 

だからもう、見栄を張るのはやめた

 

 

 

そう思うと同時に

 

重たい何かがすり抜けて

 

いくのかな。

 

 

どうだろう。

 

 

これはまだ、分からない。




でも、以前より
24時間子どもがいる休日が苦痛じゃなくなったのは

いい兆しなのかなと

思いたい。