昨日は、玄海町議会の特別委員会が開かれ、請願が採決されると聞いて朝から玄海町へ出かけました。
原発から出る「核のごみ」の最終処分場をめぐり、玄海町議会の特別委員会は、処分場選定の第1段階となる「文献調査を求める請願」を賛成6、反対3で採択しました。
今日、本会議でも「採択」される見通しです。
原発立地自治体の議会が「文献調査」を容認するのは初めてとなります。
傍聴席には入ることが出来ず、庁舎のロビーで委員会の様子を見ました。
議員が、請願の紹介議員に「文献調査を引き受ける事は、最終処分の受け入れの覚悟があってのことか」と聞かれ、紹介議員は「まずは議論することが大事で、そこまでは考えていない」などと答弁していました。
10万年以上にわたる「核のごみ」の上に生活する玄海町民の将来はどうなるのでしょうか。
それでなくても、昨日の新聞に「消滅自治体」にあがった玄海町です。
私は、唐津市の担当者に「玄海町から何かの事前連絡があったのか」と聞きましたが「なかった」ということです。
玄海町だけの「独り相撲」では、まわりは困ります。