夫婦で百名山76座目となる羊蹄山
自然の恐ろしさをまじまじと感じさせられた
この山旅は忘れられないものとなりました
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比羅夫登山口から登ります
ここは深田久弥が登った登山口
ここより真狩の方から登る人が多いらしい
駐車場に到着したときは誰もいませんでした
樹林帯のなかを登ります
なんだか晴れてきた
このまま天気がよくなってほしい
この日の予報の風速は30メートル
この辺りから風が強くなってきた
9合目
ここまで来てやっぱりガスガス
でも風は大丈夫！
ウメバチソウ発見！
ガスっていなければ
お花畑もきれいに見れたんだろうな
可愛らしい
もう一がんばり
火口付近に来たけど
なんにも見えない
とりあえず進む
しかし
ここからがもう恐怖でしかなかった
火口からの暴風やら突風やらで
気を抜くと飛ばされてしまう
前は見えず
ケルンを風避けにしながら
歩いていくけど
もういつ飛ばされるかわからない状態で
泣きそうになる
ここで死ぬのか
と何度もよぎる
ケルンの岩でyamapを確認
あと10分で山頂だけど
ほんとにたどり着けるのか
不安と恐怖で泣きそうになる
山頂付近まで行くと
岩が多くなり
風をよけれるけど
岩がなくなるとまた飛ばされそうになる
山頂までの10分が
30分くらいの長さに感じる
写真は撮れるはずもなく
ようやく着いた
着いたけど下山しなくてはいけない
また戻るのかと思うと生きた心地がしない
一か八かで真狩の方へ行く
途中、道に迷い
あせってパニクりそうになる
帰れないのか？
またyamapを確認
避難小屋の方を行くか
また火口を廻って行くか？
火口のあの風は避けたいので
少し距離は多くなるけど
避難小屋に向かった
途中、二組の夫婦に出会う
山頂の状況を少し話をして
なんだかホッとした
人に出会えて嬉しかった
避難小屋では管理人さんとしばしおしゃべり
遭難した方の話を聞いて
私たちも遭難してもおかしくない状態だったな
と改めておもう
火口の風をうけるより
避難小屋を通過して正解でした
でもまだまだ距離はある
駐車場に着くまでは頑張らないと！
駐車場に近づくにつれて
花も見れるようになった
自然ってほんと
人間の力ではどうにもできない
今までの登山のなかで
一番恐怖だった山旅になりました
