宮城県松島町にあります
瑞巌寺です。

 

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受付のすぐ左には法身窟があります。

法身禅師は鎌倉時代の半ばに宋より帰朝し、

岩窟に遁世していました。

ここで執権の北条時頼公と出合ったと伝えられます。

 

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中門です。

 

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青龍山瑞巌寺、本堂です。
正式名称:松島青龍山瑞巌圓福禅寺
宗派 臨済宗妙心寺派
ご本尊 聖観世音菩薩
奥州三十三観音霊場 第六番札所
三陸三十三観音霊場 番外札所

 

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由緒
天長五年(828)、

淳和天皇の勅命により慈覚大師が、

天台宗・青竜山延福寺(松島寺)を開創します。

 

瑞巌寺 m

 

正元元年(1259)、

北条時頼公が天台衆徒を追放し

延幅寺を衰退させ、

開山に臨済宗建長寺派の

法身性西和尚を迎えて

青竜山円福寺と改称します。

 

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室町~鎌倉時代には栄えましたが、
戦国時代になると寺勢は衰えます。
天正六年(1578)、

臨済宗妙心寺派に改宗しました。

 

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慶長九年(1604)、
伊達政宗公が五大堂の再建、

円福寺の復興を始めます。

慶長十三年(1608)、

瑞巌寺(正式名称・松島青龍山瑞巌圓福禅寺)と

改称されました。

 

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寛永十三年(1636)、
政宗公の遺言により来松した
名僧・雲居禅師の努力で、
奥羽の大禅刹となります。
周辺に円通院、陽徳院、
天麟院などが造営されました。

 

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『うち寄する

岸辺の波は

補陀洛の

み法(のり)の声も

松風の音(ね)も』

奥州三十三観音霊場 御詠歌

 

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御成門、

天皇、皇族、藩主専用の門です。

 

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登龍門。

 

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臥龍梅です。

文禄二年(1593)、

伊達政宗公が朝鮮出兵の折、

鉢植えにして持ち帰ります。

慶長十四年(1609)、

瑞巌寺落慶の際に五葉松と共に、

本堂正面に手植えされました。

本堂に向かって右が紅梅、

左が白梅となっています。

 

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こちらは庫裡です。

日本三大庫裡の一つに数えられています。

(京都の妙心寺、妙法院)

庫裡から中に入り、

本堂内を見学出来ます。

 

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境内にて。

 

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