観光列車から! 日々利用の乗り物まで

日記代わりに始めました。
まずは先日の小旅行での観光列車から出張利用の乗り物まで。

枚方市駅 京阪電気鉄

2020-09-21 05:42:15 | 京阪電気鉄道

枚方市駅(ひらかたしえき)は、大阪府枚方市岡東町にある、京阪電気鉄道の駅。快速特急「洛楽」を除いた全種別が停車する。駅番号はKH21。

利用可能な鉄道路線
京阪電気鉄道
京阪本線
交野線 - 始発駅

駅構造
京阪唯一の島式3面6線ホームの高架駅で待避設備を有し、京阪の駅で最大規模を誇る。基本的に北側の2面4線が京阪本線用、南側の1面2線が交野線用である。

改札は大阪方の中央改札と、京都方の東改札の2ヶ所にある。中央改札には「けいはんインフォステーション」があり、明るく広々とした駅づくりが施され、外装も都会的デザインである。また、京阪百貨店を核とするショッピングモールである京阪枚方ステーションモールが駅構内に存在する。

2015年より、駅構内の耐震補強工事が実施された。2018年2月より2階のコンコース・京阪百貨店のリニューアル工事が開始され、2019年3月完成予定。このリニューアルは、京阪グループの中期経営計画における重要事業の一つに位置付けられる大規模なもので、無印良品ブランドを展開する良品計画の協力を得て行う。

のりば
番線 路線 方向 行先 備考
1・2 ■京阪本線 上り 中書島・三条・出町柳方面 
3・4 下り 守口市・京橋・淀屋橋・中之島線方面 
5 一部の始発列車
■交野線  交野市・私市方面  
6  


京阪本線ホームは外側2線(1番線と4番線)が主本線、内側2線(2番線と3番線)が待避線である。
1 - 5番線は8両編成、6番線は5両編成(設計上は7連)まで停車可能。京阪本線ホームは内側の2線(2番線及び3番線)が待避線となっている。折り返し用の引上線も1本ある。
交野線5番ホームは淀屋橋寄りの線路が京阪本線に繋がっており、交野線の列車だけでなく、平日朝の淀屋橋方面行き折り返し列車のライナー1本と通勤準急2本も使用する。駅構内には5番線から発車する本線の列車のみ表示されている案内が掲出されている。一方、6番ホームは行き止まりになっており、交野線内折返し列車のみが使用する。2011年5月27日までは、交野線はラッシュ時を除き6番線のみ使用だったが、翌28日の改正以後は5・6番線を交互に使用。2016年3月19日改正以降は、再び6番線のみを使用するようになった。
3番線は京橋方からの入線にも対応している。回送列車で入線し、折り返し営業となる列車の一部が使用している。
当駅に停車するラッシュ時の一部の特急と通勤快急・快速急行は、本来待避線である2・3番線を使用することがある。この場合、接続待ちの列車はそれぞれ1・4番線を使用する。
3番線に停車する朝ラッシュ時の一部の通勤準急、準急は、緩急接続なしで発車する列車が存在。
本線の京都側に折り返し用の引き上げ線があり、淀屋橋方面からの折り返し列車は原則として一旦引き上げ線に入ってから折り返しの運用に就く。この引き上げ線は、2番線・3番線にしか通じていない。よって、当駅発着列車は原則として2番線・3番線を使用するが、折り返さずに回送列車との間で種別変更する場合はこの限りでない。
当駅は夜間滞泊の設定があり3番線にて本線の下り最終の当駅止まりの列車が、6番線にて交野線の列車が行う。

ダイヤ
2016年3月18日までは、昼間時に出町柳駅発着の特急と普通・準急の緩急接続が行われていた。 2016年3月19日改正より、特急と準急の緩急接続・待避は、樟葉駅・香里園駅に見直された。2017年2月25日のダイヤ修正では、昼間時萱島止めだった普通3本のうち1本が当駅発着に延長され、毎時4本(20分ー10分に1本)のサイクルで、特急と当駅始発の普通が接続をとる。そのため、日中の京都方面の列車は全て1番のりばから発車する。 夕ラッシュ時・夜間は、従来通り特急と準急の緩急接続がみられる。

モニュメント
駅高架工事の完成を記念して駅構内にモニュメントが設置されたが、白髪一雄作「作品B」が2015年10月10日深夜に盗難に遭い、2017年7月20日現在・窃盗犯、盗品と知りながら購入した会社役員が逮捕され「作品B」も証拠品として警察に留め置かれている。

三塩英春作「枚方八景」
清水九兵衛作「ヒラカンザシ」
山口牧生作「依るかたち」
白髪一雄作「作品B」
その他
駅の高架化に併せて身体障害者対応エレベーターと多目的トイレが設置され、後にオストメイト対応装置も追加された。なお、トイレの洗浄水は牧野駅近くの「渚水みらいセンター(下水処理場)」からの処理水が使われている。

2001年9月21日に第2回近畿の駅百選に選定された。
本線から交野線への乗り換え案内は、以前は「交野市・私市方面」と呼称していたが、2003年夏以降は「交野線」と呼称している。
2003年にCD『出町柳から』が発売され、その「出町柳から」の2番の歌詞には「枚方市には平日朝ラッシュ時の淀屋橋行きのみ停車です」とあるが、これはそのCDが特急終日停車となる前に発売されたためである。一方でそのカップリング曲「朝靄の京橋で乗り換え」の歌詞に「枚方市にはこの秋からいいことがあると誰かが言ってます」とあるが、これは「枚方市駅の特急停車」のダイヤ改正予告であった(当時、樟葉駅の特急停車の計画はなかった)。
駅構内にはコンビニ(アンスリー)が3店舗、神戸屋パン屋、らぽっぽ、セカンドポシェ、ジューサーバー(以上が改札内に存在)、UNIQLO、吉野家、食遊館、京阪百貨店、京阪ザ・ストア、大阪府北大阪赤十字血液センター(京阪枚方市駅献血ルーム)などその他枚方ステーションモールとして、様々な喫茶、飲食店、美容などの施設が集中している。
中央改札出てすぐのところにエフエムひらかたのサテライトスタジオがある。(かつては東改札前にあった。)
2007年6月17日に列車運行管理システムが更新され、向谷実作曲の発車メロディが導入された。なお、交野線には専用の発車メロディが使用されている。

1910年(明治43年)の開業当時は、枚方宿の大阪側にある現・枚方公園駅が枚方駅を名乗り、当駅は枚方東口駅であった。その後、当駅が枚方市の中心駅となったことから、1949年(昭和24年)に改称された。この際、旧枚方駅との混同を避ける目的もあって枚方市駅となる。京阪電気鉄道が現在営業している「〜市駅」のなかで最も歴史が古い。なお、京阪における「〜市駅」の第一号は、会社分離前の新京阪線(現在の阪急京都本線)高槻市駅である。

1939年(昭和14年)3月1日午後2時45分、大阪陸軍兵器支廠禁野倉庫第15番倉庫にて弾体から信管を取り外す作業中に爆発が発生。折からの強風に煽られ3時29分、砲弾・炸薬に引火誘爆した。半径2 km に弾丸や破片が飛び散る大爆発で消火活動も行えない状態が3日間も続き、降り注いだ砲弾の破片などで送電線・電車線・電気供給施設が損壊。同月4日午後8時に運転再開するも、駅の再開は6日までずれ込んだ。

太平洋戦争後には乗降客数の増加がみられ、1955年(昭和30年)に18383人/日であったのが、1959年(昭和34年)には29344人/日へと約60%増加した。その後1960 - 1970年代は香里団地を始めとする宅地開発により、乗降客数は急増していった。

また自動車の普及や列車本数の増加により、駅周辺の開かずの踏切問題が表面化したため、駅の高架化(連続立体交差事業)が計画された。駅の高架化事業は1978年(昭和53年)12月に着工、1988年(昭和63年)5月に上り線(京都行き)高架化。続いて1990年(平成2年)3月に下り線(大阪行き)が、1991年(平成3年)6月に交野線が単線高架化、1992年(平成4年)11月に複線高架化。以後も付帯工事を続け、1993年(平成5年)3月25日に高架化工事は竣工した。

1980年(昭和55年)2月20日夜、当駅と御殿山駅の間の通称「磯島曲線」で発生した京阪電車置石脱線事故では、復旧に翌21日の午後までかかり、復旧まで淀屋橋駅 - 当駅間で折り返し運転を行い、特急は21日始発より運休した。運休中は樟葉駅と当駅の間で、バスによる振替輸送が行われた。

1997年(平成9年)には朝ラッシュ時の下り特急が、また2003年(平成15年)には全ての特急列車が当駅に停車するようになり、利便性が向上した。さらに、2011年(平成23年)には快速特急(旧)が廃止されたことにより、洛楽の定期運転開始の2016年までは当駅は全ての定期営業列車が停車する駅となった。

年表
1910年(明治43年)4月15日 - 京阪本線開業と同時に枚方東口駅として設置。
1916年(大正5年)4月1日 - 急行停車駅となる。
1917年(大正6年)
9月 - 上家改築、操車移転。
10月1日 - 大正大水害で当駅から京都側が不通に、14日に淀駅まで開通。
1929年(昭和4年)
7月10日 - 信貴生駒電鉄枚方線(現在の京阪交野線)開業。
8月27日 - 駅を移設。
1939年(昭和14年)
3月1日 - 陸軍火薬庫の爆発事故により香里園駅 - 樟葉駅間が不通、3月6日駅の使用が再開。
5月1日 - 路線譲渡により信貴電枚方線の駅は交野電気鉄道の駅となる。
1943年(昭和18年)10月1日 - 会社合併により京阪本線の駅は京阪神急行電鉄の駅となる。
1945年(昭和20年)5月1日 - 会社合併により交野電気鉄道の駅が京阪神急行電鉄の駅に統合される。
1949年(昭和24年)
10月1日 - 枚方市駅に改称。
12月1日 - 会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
1959年(昭和34年)
4月25日 - 京阪線下りホームと交野線ホーム間陸橋竣工。
10月5日 - 上下ホーム間の跨線橋竣工。
1963年(昭和38年)5月9日 - 北口新設、使用開始。
1965年(昭和40年)6月15日 - 南口に京阪枚方案内所を開設。
1969年(昭和44年)3月 - 踏切集中制御装置の中央装置を設置。
1972年(昭和47年)3月5日 - 上り線2番線を主本線、1番線を副本線に変更。
1975年(昭和50年)3月20日 - 東口改札口新設、使用開始。
1978年(昭和53年)12月 - 枚方市駅と、その周辺の高架化事業着工。
1980年(昭和55年)
2月20日 - 当駅〜御殿山駅間の「磯島曲線」で京阪電車置石脱線事故が発生。
4月20日 - 交野線枚方市駅 - 宮之阪駅間の一部、高架工事に伴い仮線に移設。
1981年(昭和56年)4月5日 - 駅構内の交野線線路を移設、使用開始。
1988年(昭和63年)5月28日 - 京阪本線上り線が高架駅となる。現駅舎部分の使用を開始。なお枚方公園駅 - 枚方市駅間の地上線は折返し列車及び交野線への回送用として複線のまま残される。
1990年(平成2年)
3月24日 - 京阪本線下り線が高架駅となる。なお枚方公園駅 - 枚方市駅間の地上線は交野線との連絡線として単線で残される。
7月 - 京阪線の上下各ホームの待合室冷房設置。
1991年(平成3年)6月1日 - 交野線単線高架化により交野線ホームが高架仮ホームになる。駅周辺の踏切完全除去。
1992年(平成4年)11月28日 - 交野線複線高架化。
1993年(平成5年)
3月25日 - 京阪本線・交野線連続立体交差事業による高架工事が完成。
9月5日 - 中央改札口の改良工事竣工。
1994年(平成6年)
6月10日 - 枚方市駅高架下に「京阪サービスコア」がオープン。
10月1日 - 『京阪ステーションモール』グランドオープン。「京阪ザ・ストア枚方店」「京阪百貨店枚方店」営業開始。
1995年(平成7年)4月28日 - ステーションモールに「エル枚方食遊館」営業開。
1996年(平成8年)12月9日 - 第3回「大阪・心ふれあうまちづくり賞」の『大阪府知事賞』を受賞。
1997年(平成9年)3月22日 - 平日朝ラッシュ時の淀屋橋駅行きに限り特急が停車するようになる(出町柳駅行きは引き続き全列車通過)。
1998年(平成10年)3月16日 - ホーム異常通報装置設置。
2001年(平成13年)9月21日 - 第2回近畿の駅百選に選定される。
2003年(平成15年)9月6日 - 特急終日停車駅となる。平日昼間時以外に新たに設定されたK特急については、旧来の特急同様に朝ラッシュの淀屋橋行きに限り停車することになる(ただし、2008年10月改正により淀屋橋行きのK特急は特急に格下げされ消滅)。
2004年(平成16年)4月13日 - 駅構内に京都銀行のATM設置、運用開始。
2006年(平成18年)1月30日 - AED (自動体外式除細動器)を設置(関西医科大学附属香里病院から寄贈)。
2007年(平成19年)9月22日 - 交野線ワンマン運転開始。
2010年(平成22年)4月27日 - 駅前の商業施設「ビオルネ」と駅を結ぶ連絡通路・歩道橋が完成。
2012年(平成24年)4月 - 中央改札口横のトイレのリニューアル工事竣工。
2015年(平成27年)11月16日 - 3番ホーム5番ホーム下に足下灯を設置、使用開始。
2016年(平成28年)
3月15日 - 事故情報などをリアルタイムに知らせる「旅客案内ディスプレー」を設置。
3月19日 - この日のダイヤ改正でこれまで本線で日中に運行していた中之島駅 - 出町柳駅間の普通列車が当駅折り返しとなった。日中の急行も廃止されたため、当駅より京都方面は日中は準急と特急のみの運用となった。
8月 - 関西の駅で初めて駅構内に宅配便受け取りロッカーを設置。
2018年(平成30年)12月15日 - 駅ナカ商業施設「ひらかたもより市」が中央改札内にオープン。

枚方市駅
ひらかたし
Hirakatashi
所在地 大阪府枚方市岡東町19-14
北緯34度48分58.05秒 東経135度38分54.31秒
駅番号 KH  21
所属事業者 京阪電気鉄道
電報略号 枚市(駅名略称方式)
駅構造 高架駅
ホーム 3面6線
乗車人員
-統計年度- 46,666人/日(降車客含まず)
-2017年-
乗降人員
-統計年度- 93,789人/日
-2017年-
開業年月日 1910年(明治43年)4月15日
乗入路線 2 路線
所属路線 ■京阪本線
キロ程 21.8km(淀屋橋起点)
◄KH20 枚方公園 (1.0km)(1.7km) 御殿山 KH22►
所属路線 ■交野線
キロ程 0.0km(枚方市起点)
(1.0km) 宮之阪 KH61►
備考 * 1949年に枚方東口駅から改称


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