高齢者とのコミュニケーション法 ここまでを、まとめ読み(その2) | 会話が伝わるようになるアプリ「想いやりトーク」 オトデザイナーズ 坂本真一

高齢者とのコミュニケーション法 ここまでを、まとめ読み(その2)

高齢者とのコミュニケーション法 ここまでを、まとめ読み!

 

のつづきです。

 

職場の上司や学校の先生に、自分の想いを伝えたい。 

 

でも、年配の方に想いを伝えるのって、なかなか難しいですよね。 

 

だって、聞こえが落ちているんですから。 

 

20歳を過ぎると、みんな感音性難聴になって行くんです。 

 

だから、年配の方は、特に高い音が聞こえないんですよ。 

 

そして、このブログでは、聞こえが落ちているメカニズムについて、 

 

少し知識を付けて行きましょう。 

 

意外と知られていない感音性難聴の、もう一つの特徴が、 

 

「小さい音が聞こえない。でも、大きい音は普通の人と同じようにうるさい」 なんです。 

 

ちょっと耳が衰えてきた方が身近にいたとして・・・ 

 

普通に話しかけたんじゃ聞こえないから、大声で話したら、 

 

うるさい! 

 

って言われちゃった。

 

 

こんな経験をされた人、いるでしょう? 

 

これは、 リクルートメント現象 と呼ばれる、感音性難聴に

 

特徴的な症状なんですよ。 

 

決して、おかしなことでも、その人の性格が悪いのでもないんです。 

 

例えば、テレビを見ている時などに、役者の声が小さくいからボリュームアップ! 

 

しばらくして、物が壊れるシーンなどになった時に、音が大きくて 

 

ビックリ! 

 

慌ててボリュームを下げたなんて経験ありませんか? 

 

若い人にはピンと来ないかもしれませんけど・・・ 

 

ほらほら・・・隠さないで! 

 

あるでしょう? 

 

実は私も40歳を過ぎたあたりから、これを頻繁に感じるようになりました(泣)

 

職場の上司や学校の先生に、自分の想いを伝えたい。 

 

でも、年配の方に想いを伝えるのって、なかなか難しいですよね。 

 

20歳を過ぎると、みんな感音性難聴になって行くんです。 

 

だから、年配の人は、特に高い音が聞こえないんですよ。 

 

加えて、聞こえが落ちるだけでなく、大きい音をとてもうるさく感じる 

 

上に書いたようなリクルートメント現象っていう症状もあるんです。

 

 

ところで、中耳炎などから起こる伝音性難聴では、このような事は起こりません。 

 

なぜなら、リクルートメント現象もまた、内耳の中の「抜け毛」が原因で

 

起こるからです。 

 

内耳は、小さい音を良く聞き取り、大きい音は抑えて、人間の

 

「音の大きさ」の感覚に とても重要な役割も果たしているんです。 

 

内耳の中の外有毛細胞に“抜け毛”が発生すると、小さい音が

 

聞こえなくなるだけでなく、 大きい音を抑える効果も失われてしまって、

 

音の大きさの感覚が変わってしまうんです。 

 

リクルートメント現象では、音が大きくなって行くと、聞こえの感覚が

 

だんだんと正常な 耳に近付いて行きます。 

 

そして、あるレベル以上になると、正常な耳と同じ感覚になって・・・ 

 

さらに オーバーリクルートメント と言って、 

 

小さい音は聞こえない。 

でも、大きい音は普通の人より 

るさく感じる。 

 

というケースもあるんです。 

 

難聴は、単に耳栓をしただけの状態とは違うんです。 

 

みんながそれを理解しているだけで、コミュニケーションが 

 

凄く円滑になる場合もあるんです。

 

(このシリーズ終わり)

 

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