親が喜ぶ話し方 ~無自覚難聴の5つの特徴④ (後編)早口で話されるとついていけない~
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*この記事は、2021年5月頃からシリーズで配信したものに多少の修正を加えたものです。
親が喜ぶ話し方 ~無自覚難聴の5つの特徴③(後篇) 言葉の聞き分けができない~
親が喜ぶ話し方 ~無自覚難聴の5つの特徴④ (前篇)早口で話されるとついていけない~
のつづきです。
前回は、4つ目の特徴として、早口で話されるとついていけないという症状に
ついて、これは最も認知症初期症状と間違われやすい特徴であるが、このことを
知っていれば、親と話すときに、とても対処がしやすい特徴でもある、というお話を
しました。
今回は、「早口で話されるとついていけない」の後編になります。
前回は、早口で話されるとついていけないという症状は、加齢に
伴って誰にでも起こるもので、40歳くらいの人でも、10代や20代の
人たちのお喋りについていけないという経験や自覚があるはずと
いうお話をしました。
しかし、例えば40歳くらいの人の大部分は、若い人の話を理解でき
ないと??・・・そこまで認知機能は低下していないでしょう。
ではなぜ?かと言うと、これは、
無自覚難聴の5つの特徴③(後篇) 言葉の聞き分けができない
↑でお話しした、周波数分解能の低下が最大の要因なのです。
内耳の機能が衰えて、音(声、言葉)の周波数成分が正確に
脳に送れなくなると・・・
その内容を理解するのに時間がかかるようになります。
当然ですよね?
大事な内容が欠落していたり、曖昧な情報しかもらえ
なかったりしたら、そこから正確な内容を推測、予想して
理解しなければならないので、それに時間がかかると
いうのは、誰もが想像できると思います。
(無自覚な)加齢性難聴になっているあなたの親の脳は、
あなたが早口で話すたびに、こんな風に高速で回転して
いるのです。
いや、あなたには、親に対して早口でまくし立ているつもりは
ないのかもしれません。
でも、あなたの親の聞こえは、あなたがまだ小さな子供だった
頃とは違うのです。
確実に、無自覚な加齢性難聴になっているのです。
よって、まずは、とにかく
ゆっくりと話す
ことが最も重要です。
それも、普通にゆっくりではダメです。
極端なくらいに、ゆっくりと
話すように心がけてください。
無自覚な加齢性難聴の人への話し方のコツは、
↑にも詳しく書かれていますので、ぜひ参考に
してみてください。
つづく-> 親が喜ぶ話し方 ~無自覚難聴の5つの特徴⑤ (前篇)ちょっとした騒音で言葉が聞き取れなくなる~
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