+ビバ!LEGOランドの旅③+ | ユリノキ-家族はじめます!-

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家族の笑えるエピソードを奇天烈な文章で綴る、おバカイラストエッセイ!
みんな笑って幸せになりますように!

夫のLEGOフレンズたちとの浮気現場を最後に、ナイトキングダムエリアを離れ、LEGO CITYエリアに入る。

やってきたのは、レスキュー・アカデミー

ここでは、レスキュー・アカデミーの隊員となって燃えるビルの消火活動を体験する。

消防車は一度に6台まで同時に出動できるので、他の消防車と消火活動の競争を行える!

ファミリーの場合、父、母が消防車を動くがすべく、レバーを上げ下げし、目的地に到着後、こどもが急いで、ホースより水を放出させる。

任務完了後、すばやくスタート地点へと、またレバーを上げ下げして、帰宅するという内容だ。

 

ほとんどの客が、「子どもが楽しんでくれれば!」というのんびりとした気持ちで、ゆるゆると参加しているにも関わらず、私たち一家は、闘志をこれでもかと燃やしていた。

特に、夫の鼻息の荒さは異常であった。

 

「みんないいですか~?ヨーイ、スタート☆」

 

「おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃーーーーー!!!!!」

 

東京フレンドパークか、これは。

両親の凄まじい共同作業に、息子が呆気にとられている。

誰よりも早く、炎が燃えさかるビルへたどり着いたのに、息子はしばらくフリーズしていた。

「早くしろ!!!早くぅ!!!!!」

 

飛行機に乗り遅れるとばかりに、あるだけの交感神経を使って走ってきた人々のごとく、我々の目は血走っていた。

息子も我に返り、何とか消火。

 

「おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃーーーーー!!!!!」

 

再び、夫と息を合わせ、洪水のため家の中に入り込んできた水を、生きるか死ぬかの瀬戸際で、ポンプで排水しようと試みる人々のように、必死に消防車を動かす。


これだけ、命を燃やしながら参加している人が、他に誰一人いなかったため、我らは当然のごとく、優勝した。

しかし、優勝したからと言って、トロフィーがもらえるわけでも、パジェロが当たるわけでもない。

 

「ありがとうございました-!」と言われるだけだった。

 

息子も大喜びかと思いきや、「なんかよく分からないけど、終わった。」というような表情を浮かべている。

 

私と夫は、ただ旅の疲れが倍増しただけだった。

 

Please rescue us.

 

 

 

 

 

 

+ビバ!LEGOランドの旅④+へつづく

 

 

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