我が家には、漫画が少ないが・・・
ただ単に置き場所に困るから、手元に置いていないだけで、青春時代、数々の漫画を愛読し、保有してきたのもだ。
その中でも選りすぐりの作品として、美少女戦士セーラームーンがある。
結婚した際に、唯一実家からもってきた漫画が、セーラームーンなのだ。
息子は5歳になり、漫画の存在に気づき始めた。
「ママ~、これ何~?」
「あぁ、これはママが小さい頃読んで、最高に楽しんだ漫画、セーラームーンだぜ。」
「読んで~。」
「OK、じゃあ今日の読み聞かせは、絵本じゃなくて、セーラームーンだよ~。」
「まもちゃん!!!!死んじゃいやああああああ!!!」
「セーラームーン!幻の銀水晶を使えば・・・あなたの命は!!」
私のリアル過ぎる読み聞かせにより、息子もセーラームーンの魅力にとりつかれてきた。
アニメ再放送を全てDVDにやいているので、アニメも一緒に視聴。
「あれは、クインベリルといってね、悪いやつなんだけど、実はまもちゃんが好きなんだよ~。分かるかい?邪悪なものに魂を売ってまで、手に入れたい、この複雑な女心。」
娘ができたら、セーラームーンを一緒にまた楽しむのだ!と心に決めていたが、息子とそれができていて、かなり嬉しい。
ある日、息子にセーラ戦士の中で誰が一番好きなのかを問うと、ニヤついた顔で、セーラーマーキュリーと返ってきた。
「へえ~~。はるくんって知的な女が好みなのね。」
にへら、にへら。
これは、本気だ。
セーラーマーキュリーに淡い恋心を抱いている息子の気持ちを利用して、後日、セーラーマーキュリーのものまねをしながら、ひらがなの書きを指南する私であった。
「お勉強しなくちゃ、ダメよ!」
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