+たのしいたのしい従兄弟の結婚式+ | ユリノキ-家族はじめます!-

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家族の笑えるエピソードを奇天烈な文章で綴る、おバカイラストエッセイ!
みんな笑って幸せになりますように!

先日、従兄弟(いとこ)の結婚式に出席した。

教会で行われる、親族紹介の席にいわせることになった我が家。

「では、○○(私の旧姓)なおぴょん様こちらのお席へおかけください。」

「・・・・・・え?○○(私の旧姓)???」

 

どうやら婿養子の設定になっている。

 

まぁよい。

 

叔父による親族紹介が始まる。

と、そこで従兄弟の弟が鼻血を出した。

ナイスすぎるタイミングである。

 

わははははは。

 

誰も優しい言葉をかけず、鼻血を出している彼を笑うひどい家族。

 

あちら側のご家族は、いたってまじめそうに静寂を保っているではないか。

 

叔父のたどたどしい親族紹介は進み、なおぴょんを紹介する時となった。

「ええー、こちらは新郎の従兄弟のなおぴょんです。」

 

ええ!?!?

 

従兄弟ではないだろうが。

 

新郎の従兄弟の夫だろうが。

 

なおぴょんは、え!?え!?従兄弟!?といった表情で困惑しながら、「よろしくお願いします。」と述べていた。

従兄弟だということを認めたようだ。

私の弟の番になり・・・

「えっとこちらは、新郎の従兄弟の・・・なんだっけ・・・。」

 

名前忘れんかい。

ひどすぎる。

これはコントか!?

 

弟は仕方なく、自分で名乗っていた。

最後は弟の奥さんの番である。

「え、、、、、こちらも新郎の従兄弟の方です。」

だから、従兄弟ではないだろう。

従兄弟の嫁、もしくは奥さん(妻)だろう。

 

なんだか、従兄弟多くないか、新郎よ。

 

ぐだぐだの親族紹介が終わり、いよいよ式が始まった。

 

厳かな光加減とシスターたちの美しい歌声。

かなり厳粛な雰囲気だぞこれは。

にも関わらず、弟夫妻が声こそだしていないが、何やら爆笑している。

私もつられて笑い出した。

上矢印勝手に二人の世界に乱入する私。

やばい、やばい波が来た。

これはやばいやつだ。

 

私は理由もなく笑いのループに引きずられ、すすり泣くふりをしながら、体を震わせていたのであった。

 

 

 

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