こんにちは。離婚カウンセラーのゆらこです。
夫婦で問題が起こったとき、「もう離婚だ!」と言う話が出ることもあると思います。
そんなとき、離婚をしたくない側は、とにかく謝って許してもらおうとすることがあります。
たとえば、夫が浮気して、妻が「もう信じられなくなった。離婚したい。」と言った場合、離婚したくない夫は「俺が悪かった。許してほしい。」と謝ることがあるでしょう。
土下座することもあれば、滝に打たれに行くこともあるかもしれません(実際にそういう人もいました)。
反省の意を示したり、自分を痛めつけたりして許してもらおうと考えるのです。
もちろん、相手に対して申し訳ないことをしたと思っているなら、謝ることは最低限必要なことです。
ですが、それよりも大切なことは、相手に感謝することです。
相手には、「これまで自分は感謝の気持ちが足りなかった。許してもらえるかどうかわからないけれど、今までのことには本当に感謝している。」ということを伝えるのです。
謝るというのは、結局のところ自分本位の行為なんです。
”自分が”許してもらいたいという、自分のエゴです。
許してもらいたいからと言っていくら自分を痛めつけても、相手にとっては何も変わりません。
謝られるだけでは、相手も「結局、自分のことだけでしょう?」と思ってしまうのです。
本当に相手に申し訳ないと思っているなら、自分の立場を考えるだけでなく、相手の立場に立ってください。
相手の立場に立ってみれば、相手に対する感謝の気持ちが湧き上がってくるはずです。
相手に伝えるべきは、その気持ちなんです。
自分本位の謝罪だけでは、人の気持ちはなかなか動きません。
もちろん、謝ることも大事なんですよ。
けれど、許すかどうかは、相手が決めること。
自分ができることは、相手の立場に立って、相手に感謝することだけだということを理解しておいてください。
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