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上田さんとの待ち合わせは、山手線の某駅でした。
会うとまず、
「一緒に来て」
と言われ、百貨店のアクセサリー売り場へ。
「買ってあげるから選んで」
「いえ・・・貰えません」
「買ってあげたいんだ」
そんなやり取りの末、
上田さんの根気に負けて受け取りました。
ピアスと指輪・・・
minには買えないような金額のものでした。
そして、景色の良いレストランで食事。
何を食べたのか、何を話したのか、
全く記憶にありません。
多分、この後のことで頭がいっぱいだったと思います。
食事の後、外に出ると、
「いいね?」
上田さんの言葉に、無言で頷きました。
まだ迷いはあったけど、
真剣な上田さんの目に根負けしたのと、
それまでの情熱的なキスや愛撫で、
その先への期待みたいなものが、
生まれていたっていうのもありました。
ラブホで部屋を選び、
いよいよ2人きりになりました。
上田さんは、もの凄く強い力でminを抱きしめ、
「あぁ・・・やっと君を僕のものにできるんだね・・・」
そう呟きました。