Q&A2448 2人目を考えていましたが、、、 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 出産前は兄弟を作ってあげないと、と思い、2人目を考えていました。
 

1人目も、40歳の卵で42歳での出産となりました。すぐにでも、できることを開始しようと思っていましたが、まさかの、帝王切開での出産となり、1年あけてからの妊娠が望ましいと言われてしまい、迷っています。結婚後7年間、治療を続け、やっとできた第一子。簡単に第二子を作れるとは思っていませんが、治療開始が43歳くらいになってしまうと、気力があるのか、確率はどのくらいあるのか、迷ってしまいます。AMHの数値も低く、刺激をしても、1〜2個しか卵は育ちません。育っても空胞だったり、受精しなかったり、受精しても、育たなかったりで、やっと1つ受精卵ができ、妊娠に到りました。タイミング法→人工授精→体外授精のステップアップが望ましいのでしょうか。

 

A 「帝王切開後1年あけてからの妊娠」の意味は、移植まで1年あけるということです。つまり、採卵は可能になります。なかなか卵子が育たないようですので、すぐに断乳し、採卵を開始するのが良いでしょう。タイミング法→人工授精→体外授精とステップアップする時間的余裕はないと思いますし、タイミング法や人工授精は1年後の開始になってしまいますので、採卵を先行させるのが最善策です。

 

なお、このQ&Aは、約2ヶ月前の質問にお答えしております。