Q&A2611 化学物質過敏症の原因は? | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 友人の子供(1歳半)が化学物質過敏症になりました。新築に住み替えた訳でもなく、無農薬の野菜、家の掃除を徹底していたのに、です。考えられるのは、友人が妊娠前から授乳中までに柔軟剤(匂いが出るマイクロプラスチックのもの)の使用くらいです。柔軟剤について検索してみると「香害」「化学物質過敏症」「普通の人でも明日発症する」など色々出てきて、かなり怪しいのではないかと思っています。妊活中、妊娠中の柔軟剤の使用が赤ちゃんへの曝露に繋がったりするのでしょうか。また、合成洗剤でも同様な事が調べると出てきました。

 

A 気にし始めるときりがありませんが、様々な化学物質が日常生活に存在しています。柔軟剤のみならず、洗剤、石鹸、シャンプーなどいかなる商品にも過敏症は起こり得ます。しかし、日常の衣食住の中で、化学物質の暴露を完全に免れる方法はありません。気をつけながら生活する以外にないでしょう。

 

なお、このQ&Aは、約2ヶ月前の質問にお答えしております。