怪しいタイトルになりました💧
ピピウと散歩に出ると…
ネタがつきません。
昨日のお散歩でも年配の方中心に声をかけていただいてホッコリしましたが、
昨日はピピウには全く関係ないことでも声をかけられました。
女性二人に「すみません。」と声をかけられたので立ち止まると…
差し出されたのはあるパンフレット。
あ、宗教の勧誘や…💧
日本にもあるとある宗教団体の方たちだったようで、「是非、読んでみてください。」とパンフレットを手渡され、
『これ受け取って、さっさと行ってしまおう。』と思い、パンフレットを受け取りました。
すると、パンフレットを私に渡した女性が、
「あなたは“苦しみが終わることはない”と思いますか？」
と質問してきました。
え？
今、ここで答えなアカンの？
今、ここでそんな重いテーマについて初対面のあなたと話さなアカンの？
と思ったし、どんなふうに答えたとしてもなんだかんだ理屈を述べられそうだったので、
「すみません、急いでいるので失礼します。」
と言って逃げました
それからピピウと手をつなぎながら散歩を続けていて、
ずいぶん重いテーマ突き付けてきたな
と少し考えながら歩いていました。
私は苦しみはいつか終わると思います。
それが、問題解決という終わり方なのか、
与えられた現状に順応して苦しみの中にも幸せをみつけるという終わり方なのか、
それとも生命の終わりなのか…
分かりませんが“いつか”終わるとは思います。
ただ、苦しみの中にいる間はその分からない“いつか”が永遠に来ないように思えて、怖いし、苦しいです。
私もピピウの命が危険だったとき、絶望的な状態だったとき、この状況に終わりがあるようには思えませんでした。
終わるとしたらピピウが死んだときかもしれないと、終わるのが怖かったというのもあります。
当時はNICU内で精神科のドクターが定期的に両親のカウンセリングをしていて、私も話したりしましたが、正直それが心の支えになったかというと…それは無いかなと思います。
むしろ、これまた定期的に院内を、そしてNICU内を回っていた病院の神父さんと話す方が心が和んだというのが事実です。
といっても、私がキリスト教徒でないことを知っているこの神父さんは私とピピウのところへ来ても、宗教の話は一切しませんでした。
この神父さんは私みたいな外国人や、格好でイスラム教だと分かる人にも、要はみんなに声をかけてまわっていました。
院内の廊下のベンチに座っていると神父さんと出会って話しかけられ、NICU外でもお話しすることもありましたが、それでも宗教に関することは全く話さず、ピピウの容態はどうかとか、私の国日本はどんなところかとか、イタリアで大変なことはないかとか、何でもない話を普通にしてくれました。
人としてその神父さんのことは今でも好きです。
（今でも外来で病院に行くと、時々出会います。）
今から洗礼を受けてキリスト教徒になろうという気はありませんし、
宗教によっては人が弱っているところに付け込むこともあって、それは良くないと私は思うけれど、
宗教によって救われる人もいるならば、それはそれで悪くはないと思います。
やっぱり私は…
神様が奇跡を起こしてくれるとは思っていないし、
神様が救ってくれるとは思えないけれど、
でも、自分の気持ち次第では苦しみは“いつか終わらせることができる”と思います。
私の苦しみが終わるよう差し向けてくれたのは、ピピウの生命力と、側で支えてくれている人たちでした。
みんなのおかげで前を向くことができました。
またいつ苦しみがやってくるかは分からないけれど…。
やってきたとしても、いつか終わることを信じて、前を向いていられたらいいなと思います。
ここ二日間、散歩中に考える内容が…
重すぎ
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今日のオススメ。
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先日、10世紀に建てられたお城を見に行く途中にこのワインのぶどう畑を通って行きました。
フィレンツェの名門貴族フレスコバルディのワイン。
ニポッツァーノはコスパもよく、我が家でよく飲むワインです。
このワイナリーにも行ったことがありすが、ステキなお城なんですよ。
重い事を考えた後は、美味しいワインでも飲んで心を軽くしよ…😅