モモ×幸田 ep.34「モモ」 | 東方神起~ちゃみ萌えブログ~

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みんなで楽しい気持ちを共有した~い(*^^*)

 

相変わらず

モモ愛♡が溢れちゃってるので

ep.33の続きを

 

幸田さん目線で♡

 

 

本当にモモには

幸せな時間を過ごしてほしい!

 

短くても

そんな時間がいっぱいあったと思いたい!!

(確実にあったけど♡幸田さんと( *´艸`))

 

 

 

 

ほんとに

モモ記事書いてる時

幸せだなぁ~(*^^*)

 

 

 

 

 

 

**************** ep.34

 

 

 

バスを降りて

少し歩いた目線の先に..モモがいた

 

一瞬ドクンと

心臓が跳ねる

 

それを気付かれないよう平静を装って

モモのいる噴水へ近づいた

 

 

・・何日ぶりだろう

 

モモは姿を消す前とは

明らかに様子が違った

 

伸ばしっぱなしの無精髭と

猫背気味の背はいつもより丸く

ツバのある帽子を目深にかぶっている

 

疲れた様子だが

その陰から覗く眼光は鋭い

 

「話がある・・」

 

 

俺が動かないでいると

 

モモは視線を下げながら

俺の腕をそっと掴んだ

 

こんなに余裕のないモモを見たのは初めてだった

 

 

ガード下をくぐり

人気のない操車場沿いの道を

モモが歩いて行く

 

外灯が所々にあるだけの薄暗い道だ

 

 

モモさん、

俺はこの時

どこかで感じていたんだと思う

 

あんたが誰かを..手にかけたこと

 

実際、あんたの口から聞いた時は

狼狽える自分がいた

 

俺も汚いことに手を出してはきたが

その線引きは絶対だった

 

俺はあんたに何を期待していたんだろう

 

 

表向きは

ただの豆腐屋で

ただの工大研究室の助手で

誰一人訪ねてくるような人間もいなくて

 

そんな見え透いた嘘すら

都合良く利用しようとした

 

爆弾を作ることが出来て

口が堅くて、動ければそれで良かった

 

あんたが陰で何か動いていることは

勘付いていた

 

だが、人殺しまでとは..

 

到底受け入れられなかった

 

 

散々悪事に手を染めて

じゃあ、俺の境界線は何だ?と言われれば

 

人を殺めないこと

 

それすら

今まで俺の人生にたまたま現れなかっただけだったのかもしれない

そんな風にも思えて

 

モモを責めることなんて

俺には筋違いかもしれなかった

 

 

一度は諦めかけたモモを

北川の強引な圧力に負けて取り戻し

仲間に引き入れ

一緒に事を進めていくうちに

 

いつしか俺は

モモが人殺しだという事実すら忘れていた

 

あれほど嫌悪した事実を

どうして忘れるなんてことが出来たのか

 

 

それは

モモがモモだからなのだと思う

 

国の命令でなければ

自分の意思を選べたならば

きっとモモはここにはいない

 

一人が好きで

黙々と取り組む作業も得意で

少し猫背がかった背も

時折見せる晴やかな笑い顔も

どこか目立たない風貌も

本来のモモなのだと思う

 

そんなモモが

自分が殺されるという状況で

反撃するしか術はなくて

 

どれだけ葛藤したことだろう

 

 

いつかの夜のことを思い出した..

 

月明かりの差し込むアパートの部屋で

一つ布団にくるまって

 

シン..とした静寂の中

 

ぽつりと呟いたモモ

 

 

俺が

死ねば良かった

 

俺が巻き込んだんだ

俺が消えれば良かったのに...

 

モモの

苦しみが伝わってきた

 

俺は

何も言葉が見つからなかった

 

どう声をかければいいのか分からないでいた

 

モモは

もう何も話さなかった

布団の中で小さく体を丸めた

 

モモの背中にそっと腕を回し

腕の中に抱いた

 

モモは一瞬体を強張らせたが、

次の瞬間、俺にそっと身を委ねた

 

そんなモモが愛おしく思えて

抱きしめた腕に力を込めた

 

モモの心が少しでも穏やかになるように

祈った

髪を優しく撫でた

 

何もかける言葉は見つからないが

少しでも楽にしてやりたかった

 

 

俺は・・

 

こんな人間だったか

 

誰かのために

こんなに優しくいられるような人間だったか

 

人間のいない土地を渇望していた自分は

どこへいったのか…

 

 

こんなにもモモを

必要としている自分に戸惑っていた

 

今まで感じたことのない感情が流れ出し

ぎこちなくせめぎ合った

 

 

 

***********************

 

 

 

 

語彙力足りない~(TT)

幸田さん目線が

読めて嬉しい( *´艸`)♡

自分の妄想だけど!www