いつの間にかもう9月!
気づけば店頭にはクリスマス商品が並んでいる…。
ドイツ人よ、気が早すぎんか…?
ハロウィンだってまだまだ先だぞ。
さて。いつぶりの投稿だっけ…?
続ける気もないが、辞める気もないこのブログ。
今後もこのような調子で「忘れた頃に、思い出す」を延々と続けていくんだろう…。
ということで!
今回は、久々、歯科技工について書こう。
えぇ私、一応歯科技工士なのでね。
セラミック義歯の作り方を紹介(誰得!?)
専門用語が間違っていてもご理解を!日本語では知らん。
こちらはMetall Käppchen(合金の土台)↓
向かって左側の前歯をモデルとして右の前歯をつくる。
左右対称な形に作るのが目標だ。
今回使用したのは7つのセラミック材。
混ぜたり、重ねたりして自然な色に仕上げていく。
核となる部分を形成しただけのでまだまだ到底歯には見えん。
焼き上がりはこちら↓
↑焼き上がり後はひとまわり収縮。
4.焼き上がったセラミックを削って形を整える。
形が整いすぎていると不自然なので、適度に欠けや表面の凸凹を再現して自然な形に形成する。
欠けなどを再現しすぎると患者さんが嫌がる可能性もあるのでほどほどに。
そもそも非対称なのが人間の自然な姿。
こんな感じで日々セラミック義歯を作っている。
たった一本の歯を作るだけで7回も焼いている。焼く時間も、一度で15-20分ほどかかるのでなかなか大変。
全てオーダーメイドで非常に手間がかかるセラミック義歯が高額になるのも納得。
患者さんにも是非理解してもらいたいところだ…。