天牛堺書店またまた書店の廃業です。負債額18憶、会社更生法や民事再生法ではなく、突然の「破産」ですから、もはや再建の可能性はないと思われます。

大阪府堺市南区に本社を置いていた書籍販売会社「天牛堺書店」は、 よく間違われますが1907年(明治40年)創業の「天牛書店」とは異なります。1963年(昭和38年)12月1日に国鉄(現JR西日本)「津久野駅」駅前に第1号店「津久野店」をオープンさせ、以来、書籍に関する事業運営を進めました。

1968年(昭和43年)7月16日に商号を『株式会社天牛堺書店』として法人化し、それ以降、府内に店舗網拡充を進めました。さらに古書販売も手がけるとともに、絶版出版物も手掛けるコトで、大手との差別化を図りました。また、書籍や雑誌のみならず、CD、DVD、文具なども取り扱いましたが、ネット販売の普及、活字離れの影響で、98年5月期に28億円だった売り上げが昨年5月期は18億円に減少、負債も約16億円に膨らみました。

2019年 (平成31年) 1月28日 、 大阪地方裁判所堺支部へ自己破産を申請、同日付で破産手続開始の決定を受け経営破綻しました。閉店を受けて、天下茶屋店(大阪市西成区)のシャッターに、常連客などのさまざまな思いを込めたメッセージや店への感謝をつづった紙が貼られています。

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