お久しぶりです、さらです。
やっと日本に帰ってきて一段落しました。学年末のテストと課題が終わり、ルームメイトと1年使った寮の部屋を大急ぎで片付け、息つく間も無く日本に帰ってきました。
そして、一年目が終わりました!!!長いようで短い1年でした。家族や友達に見送られ、期待を膨らませて飛行機に乗り、ポモナに着いてたくさんの先輩や教授に歓迎され、人に会うたび初めましてと言い、彼らの顔と名前を必死に覚えた日々が、昨日のように感じます。ですが、やはり改めて1年間を振り返ると、あらゆる経験をし、様々なことを学び、成長できた充実した一年だったな〜と感じます。
さて、
今回の投稿では「友達」について、お話ししたいと思います。
私は今学期、たくさんの親友や尊敬する先輩たちと出会い、本当に幸せでした。秋学期中は日本に帰ってきたくて仕方なかったのですが、今学期は夏休みの3ヶ月間友達と会えないのが嫌で、日本に帰るのが辛すぎました。(今はすっかり日本で美味しい食べ物と綺麗なトイレと便利すぎる交通機関、すべてエンジョイしており、やっぱり日本に帰ってきてよかったと思っています)
今学期は進路や専攻について悩むことが多く、同級生だけでなく学年を超えて多くの友達に相談させてもらいました。そんな中で、音楽専攻を決心づけてくれた先輩たち、意外と今まで考えたことがなかった経済学が面白いと気づかせてくれた親友、「ダブルメジャーは大変だけどやりがいあるし、サラならできるよ!」と背中を押してくれた多くの友人たち、みんなに感謝しています。
(そうです。まだdeclareはしていないのですが、経済専攻と音楽専攻のdouble majorを考えています。その話はまた今度のブログで細かく書きますね。)
正直にいうと、去年渡米する前は、本当に意思疎通のできる友達(友達は普通にできるだろうけど、心から信頼する親友)をアメリカでつくれるか不安でした。何しろ、 人生のうちほとんど日本で暮らし、親友はみんな日本の中高で出会った人たちだった私にとって、心のそこから通じ合える人に、日本以外の国で出会えるのだろうか、恥ずかしながら心配でした。
しかし今学期、言語・人種・文化を超えて真の友人はできるのだということを本当に実感しました。
初めて会った人同士の意思疎通が難しいのは当たり前じゃないか。何日も一緒に日々を過ごし、自分の心を開いていくうちに、お互いの考え方や癖や感情がだんだんとわかるようになる。最初は馬が合わなかったり、理解しようとしても難しい時もあるのは、日本人同士だってそうだったじゃないか。
異文化の人同士の友情も、それと一緒でした。
お互い全く違う環境でこれまで過ごし、興味関心も全く違い、ポモナに行かない限り絶対巡り会うことのなかったであろう人でも、親友と呼べる友達は今ではたくさんいます。みんな私と同じ人間。学ぶためにここに来た人とはもちろん、教授をはじめ多くの関係者と交わり自分の社会が少しずつ広がっていく中で、一生懸命努力し、議論し、挫折したりたくさん悩んだり、考え続けて模索したり、繊細なところも傷つくところも万国共通、楽しいことが大好きだし人を笑わせるのが好き。
5Cと呼ばれるClaremont Collegesは5つの大学が隣接し、自由に行き来できるところが魅力の一つですが、それぞれは他のリベラルアーツカレッジと比べ生徒数は少なく、それゆえか友達は同級生にとどまらず、学年や大学を超えて多くの学生や、教授とも家族のように仲良くなれることが特に良いところだと感じます。
今学期は秋学期と比べて急に課題も増え、レベルも高くなりました。Freshmanが優遇されるのは最初の秋学期だけです。ID-1みたいな、freshmanが大学の授業になれる為のコースなど、春学期にはもうありません。「もう大学慣れたね!じゃあもう手助けなくても難しい授業もいけるね!」と大海原にほっぽり出された気分です。
ですが、辛いこともたくさん増えた一方、それらを友達の誰かに相談したり、一緒に勉強したり支え合う機会も増えた気がします。(ある先輩が、私のエッセイを夜遅くまで添削してくれたのには本当に驚き、感謝の気持ちでいっぱいでした。)
そうして友達と支え合い、共に苦労や楽しいことを分かち合い、みんなと先学期もより一層仲良くなれました。そして、また一学期、乗り越えることができたのです。
このような友達は、大学生活を送る中で、かけがえのない存在だと思います。彼らがいたからこそ、生活が充実していたのだと思います 。
ルームメイトとは、大親友になりました。一緒に宿題をしたり、映画を見たり、夜中にベッドで寝そべりながらおしゃべりをするうちにかけがえのない友達になりました。
春学期が終わる頃、思いがけず私たちは、スポンサーグループ(スポグロについて詳しくはゆりえの投稿をぜひチェックしてみてください!)にて、ベストルームメイト賞に選ばれました。
アメリカ人の彼女は、私より1日先に家族が迎えにきて寮を去りました。すっかり殺風景な、がらんどうになってしまった私たちの部屋に一人残り、急にさみしくなりました。私が1年間頑張れたのは、彼女と心から意思疎通し、心開いて分かり合えたからだと思います。
これからも、友達との関わりを大切にしながら、あと3年間走り続けたいです。
さら