プロ用のミラーレスのカメラが増え、ステージ写真を撮影する我々プロカメラマンも、「シャッター音をさせずに撮影することができる(=サイレント撮影。電子シャッターを使用する)」という長所を求めて、SONYなどのフルサイズミラーレスカメラを揃える人が増えていますが、電子シャッターにはいくつかの弱点があります。

 

先日のコンサート撮影も、「ギター一本だけのアコースティックライブ」だったため、シャッター音をさせると雰囲気を壊すため、持っていったカメラはすべて「サイレント撮影のできるもの」でした。

 

この電子シャッターは「高速で動くものを撮ると、その物体が歪む」という欠点があります。

「音楽ステージでは高速で動くものとかないでしょ?」と言われますが、今回、気がついたのは、「ギターの弦」。

 

これは、「高速で振幅することによって音を出す」ものでした。

なので、これを写真に撮ると、こんなことになってしまったのです。

いやいやいや、驚きました。

 

電子シャッター、万能じゃないですね。参りました。