北谷ホテル 受付カウンター(ファインシティ枚方の参考図として入手)  2018.12.22
■サイズ■仕様
W5504×D865×H1000
図面参照
本体:木下地化粧板仕上げ
天板:人工大理石貼り
腰部:t10強化クリアガラス上げ落しFIX
グラデーションシート貼
■備考
2019.11.27更新

背景

どの年かは忘れましたが、この物件の依頼を受けた時期が、年末でとても手間のかかる百貨店の改装物件が有ったり、大型書店の新築物件が有ったりで、過密なスケジュールを熟していました。

ホテルの案件なのであまり気が進まなかったのですが、クライアントも困っていた様子だったので、仕方なく受けましたが、気が入っていなかったので、スタッフに任せました。

作図説明

ホテルや企業ののロビーなどに設置されるレセプションカウンターが、今回の作図事例です。作図は、「がたい」が大きかったので、4枚構成で処理しました。平面図、平面詳細図、それに断面詳細図と部分拡大図です。

以下に添付しておきますので、読み取ってください。

それでは進めます。まず、イメージをご覧下さい。これはホテルのフロントですが、あくまでイメージです。

カウンターイメージ:オーデリック株式会社(引用元)

お客様を最初に迎えるロビーは、その施設の顔とも言える場所なので、来客された方への第一印象がとても重要となってきます。中でも、ロビー内のレセプションカウンターは、中心的なポジションとなり、様々な演出を施す必要があると思います。

この事例では、5000mmと長いワイドのカウンターで、腰全面に貼ったガラスを淡く光るように演出しました。このように、間接照明を使って腰面に光の演出をしているカウンターは、色々ありますが、大きく分けて2種類のタイプに分けることができます。

それは、照明器具の取り付ける箇所が違う点なんです。

1つ目は、ダイレクト照明で、カウンターの背板に照明を取り付けるタイプです。この場合、ガラス面と背板間の寸法を少なくとも、80mm〜120mm以上を空ける必要があります。これは、ガラス面に照明器具が写り込まない為の最低寸法であります。

設置する照明器具によってもこの寸法は変わってきますが、特徴としては非常に明るく、腰面を均一に照らすことができます。ただ、器具サイズの奥行きによってカウンターの奥行きにも影響を与えてしまうことがあります。

2つ目は、この事例のように足元が光るようになっていて、淡い光で腰面を照らす点が特徴です。間接照明です。また、背板とガラス間の寸法が、器具サイズによって影響を受けることはありません。(奥行きのことです)天板底面と足元の2箇所に器具を取り付ける場合もあります。

上記、2種類の手法さえ覚えておけば、何ら問題なく作図は進められます。

では、次に進みますが、ここからこの光演出の納め方をご説明していきます。
腰面には10mm厚のクリアガラスを上げ落とし式で取り付けるようにしています。(a,b部詳細図を参照ください)

天板の下地に当たる木部のトップ部分に、受け金物としてステンレスを曲げ加工したチャンネルを取り付けます。こちらは、人工大理石を貼る前にビスにて固定しています。

下部のハカマにも上部と同様の受け金物を取付け、上下シリコン止めとします。尚、ハカマのほうは、事前に床固定を済ませておきます。

このハカマの裏側にLED照明と乳半アクリルのカバーを設置して、淡い光演出を可能にしています。

断面詳細図と照明器具用のメンテナンス扉

最後に、長いカウンターのために3分割にしました。このジョイント部についての説明を追加しておきます。これはよく使う手なので覚えておいてください。分割ラインに合わせて妻板を設置し、それぞれをビスと化粧ビスカバーによって固定しています。

カウンタージョイント

後記

今回の作図で悩んだことは、やはり照明器具のメンテナンスです。最近はそのほとんどが、LEDを使用しますので問題は無いのですが、管球を使う場合は、設置している部分は密閉された空間になるため必ず熱抜き処理が必要です。

今回の事例では、LEDを使用したので、それほど気になりませんが、一応メンテナンス扉を床面から5mmほど空けて熱抜き穴代わりにしました。

お願い致します!
↓ ↓ ↓
にほんブログ村 デザインブログへ