前々回の続きです。
夫としては不本意ですが、調停は続きます。
次の調停では、やはり妻には男がいたということを話すしかありませんでした。
調停ではまさかの事実に困惑した空気が流れていたことでしょう。
妻は他に男がいて夫との離婚を望み、それを隠しながら夫に離婚を突きつけたが受け入れてもらえず調停を申し立てた。
夫は離婚を望んでいない。
そして事実を知った今、妻の自分勝手な要求に憤りを感じています。
そのような状況で不成立以外にどのような結末で調停を終えるのでしょうか。
調停はまた次回に持ち越されることとなりました。
実は…調停の前に、夫は妻の浮気相手の男と会ったのです。
既に妻とは別れさせ、二度と会わないという約束もしています。
それで、夫と別れてその男の元に行くという妻の思惑は消えることとなります。
そして夫はその時に自分の知らなかった事実を多々知ってしまうことになり、その日から精神的に壊れそうになりながら日々を過ごしてきました。
妻の様子は大きな変化はありませんでした。
自分の立場をどのように感じているのか…
調停が終わってもダメージを受けている印象はありませんでした。
不機嫌そうに毎日を過ごし、夫に何か頼みがある時は話しかけてはくるものの、夫が何か問いかけても『わからない』『言う必要ない』等と、きちんとした回答が得られることはありませんでした。
以前に妻が借りたアパートは誰も住むことはなく、そのままになっています。
別居を望んでおり、どうしても実家には帰りたくないからとの理由で別宅にアパートを借りたのです。
そんな妻が何を思ったのか、ある日突然『実家に帰りたい』と言い出したのです。
つづく
カウンセリングルームBright お問い合わせはこちらです ↓
ぽちっとクリックしてくれたらうれしいです!