妻は、結婚前にお付き合いをしていた彼とのことでショッキングなことがあり、心に傷を抱えたまま今の夫と結婚をしました。
夫は妻の事情は承諾していました。
この先妻のことを一番に支え、一番の良き理解者になるはずでした。
ですが、過去の辛い出来事は、パートナーが変わっても消える訳ではありませんでした。
それでも子供が一人生まれ、夫婦は同じ職種ではありながらそれぞれの場所で働いており、それなりにやりがいを持っていたはずです。
妻は過去のトラウマから夜一人で家に居られず、夜な夜な出かけて、どこに行っているかの詳細は分からない…
という状況が頻繁に続いていたそうです。
夫はそれを許していたのか、許すしかなかったのか、はたまた許す許さないの問題ではなく、妻にとっては必然で夫は黙認する以外に方法がなかったのかもしれない。
これまでの結婚生活はけして毎日が穏やかな日々ではなかったと夫は言う。
妻には、夫以外の男性で頼りにしている人物がいる。
ある事件をきっかけに、その関係がより親密になったのではないかと推測される。
夫はその人物のことは知っていたが、仕事でお世話になっている関係との認識であった。
私は妻側の言い分は何一つ聞いていないが、何か問題がある時や困った時は、本来ならパートナーである夫を頼りにするはずが、実際のきっかけは何なのか定かではないが、日々の生活の中で身近な職場の人間に頼らざるを得ない事情が起きてしまった時に、心を通い合わせてしまったのではないか…
との見解を見出した。
それからその人物に頼る頻度が多くなり、夫は自分の人生のパートナーでありながら、パートナーとして見られなくなっていったのではないか。
実際に妻から言われた言葉の中に、夫婦として何か一緒に協力してやっていくことはこの先無いというセリフがあったそうです。
事実上の離婚を告げられたような状況だ。
今現在は仕事上の関係もあり離れて暮らしているが、妻から今後について話し合いたいとの申し出があり、話しを聞くと、
今の離れて暮らしている状態のままで、それぞれに親として自分らしく生きていこうとのこと。
離婚はしないままで。
つづく
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