彼の「好き」という心の声が

強く、優しく胸に響いて‥‥。

 

あの名作のコミカライズです!

原作小説は砂原糖子先生。

この時も挿絵は三池ろむこ先生だったので、

原作読者はコミカライズも違和感なく

すんなり入れた人が

多かったんじゃないかな。

 

私ももちろん原作は既読です。

レビューもしております。

こちら右矢印言ノ葉ノ花

 

ただ、やっぱりそうよね!

自分のレビューを読み返してそうだと思ったんだ。

今回はこの上下巻で終わりだけど、

小説はまだエピソードあったよねって。

そこは漫画の方も「言ノ葉ノ星」というタイトルで

続きがあるようです。良かった!!

とりあえずは今回の上下巻は2人がくっつくまで。

 

三池 ろむこ著/砂原 糖子原作「言ノ葉ノ花 上・下巻」

上巻

ある日突然、人の心の「声」が聞こえるようになった余村。そのせいで人間不信に陥り、世間と距離を置いて生きていた。だが同僚・長谷部の「好き」という 、自分へ向けられた心の声を聞いてしまい――…!? 大人気小説、待望のコミカライズ!

 

下巻

長谷部の心の「声」を聞き、自分への想いを知ってしまった余村。彼を知るうちに惹かれていき、長谷部ならば自分を受け止めてくれるのではと期待し始める……。しかし二人の間にある事件が起こり――!? 大人気小説、感動のコミカライズ!

 

このシリーズ大好きでした。

特に最初のこの作品が一番好きだったかな。

読んだ時の衝撃というか、面白さはやっぱりシリーズ随一なんですよね。

それのコミカライズということで読まずにはいられませんでした。

コミックス2冊分にしてくれたので、話が駆け足にならなくて良かった。

誰だって人の気持ちがわかったらいいのにって

思ったことって一度や二度じゃないと思うけど、

実際に自分が望まなくても頭の中に

24時間他人の考えが入ってきたらおかしくなっちゃうよね。

そんなおかしくなっても当然な状況でまっとうに

生きて来た余村はむしろ賞賛に値するよ。

人の気持ちって善意だけじゃないし(悪意だけでもないけど)、

むしろ好感もっていたのに、そんなこと考えていたの?なんて

知りたくなかったことが情報として勝手に入ってくるんだからね。

だから頭の中に響く長谷部の声がそのままストレートな感情として

余村の心に響いたんだと思う。

そこに裏表がまったくなかったので(表情には出てないけど)。

余村にとって長谷部が癒しになっていくのも頷ける前半。

 

ところがある場面に余村は出くわしてしまうのだ。

長谷部の妹が彼氏とデートをしているところだった。

長谷部の妹が悪い男に引っ掛かっているのを知り、

それをきっかけに長谷部に心の声が聞こえることを白状した余村。

それ以来長谷部から避けられるようになってしまった余村。

覚悟の上とはいえ、とても辛い。

それでも好きという感情は簡単には抑えられないので、

結局はくっついた 2人。

良かった良かった。

言葉で書くと簡単だけど、

このへんの2人の心の葛藤がすごく上手く描かれていて、

余村の気持ちも長谷部の気持ちも

よくわかるんだよね!

 

でも私ならどうだろう、とちょっと思った。

すっごく好きな人が自分の心の声を聞くことが出来る‥。

やっぱり悩んじゃうだろうな。

それを考えると長谷部の決断は凄いことだと思うよ。

今後のシリーズのコミカライズも

楽しみに待っています。

特に余村の次なる展開が‥‥

まぁ、小説のほうのレビューにも書いているけれど、

じゃあそんな余村が実際にその心の声が聞こえるって

能力が突然なくなったら????

この展開も目が離せませんよ!!

 

H度ドキドキ

ストーリー度満月満月満月満月三日月

 

CDにもなってますよ!

■CAST

余村和明:神谷浩史、長谷部修一:小野大輔

 

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