地球に酸素がまだ無い頃
生命は誕生しました
すべての生き物は神様が作ったと考えられていた時代に
ユーリーとミラーさんは
水、メタン、水素、アンモニア、これに熱と雷を与えると。生物にとって
重要な（タンパク質の材料）アミノ酸が作られることを証明しました。
遺伝子（DNA)の構成成分ものちに合成することができました。
地球外の星でも 実際にアミノ酸や核酸（DNA）が発見されています
そうやって大量の有機物が作られ
雨によって流され、池となってたまりました。
池はいうならば 有機物のスープの様な状態です
そんな状態が何億年も経ったことでしょう
そんな中から生物が生まれました
現在生物の定義とは 以下の様な事が言われています。
こんな機能をもっているものがこの世に誕生するというはまさしく奇跡でしかありません
人間の一生を百年として 毎日100回 実験をしても
できないくらい あり得ないこと
とも思えます。 だから未だに 生命は自然には誕生しない
と信じる人もいます。
逆に
地球外には生物は居ない と信じる人もいます。
どちらもこんな奇跡が起こるわけがない という考えによるものでしょう
ただ、、、、
1億年は100年の 100万倍です 世界のありとあらゆるところで何億年も
いろんなものが生まれたハズです。生物も生まれたかも分かりません
ただ、子孫を産み続け、全滅することなくそれが続かなかったということでしょう
今生きている生物の共通性をみれば 最初の優秀な生物が誕生したのち
元をたどれば 1個の生物が 絶滅すること無く増え続け
形を変えて（進化して）現在へとつながっている
と、考えて良いと思います。
豊富にあるスープのおかげで地球上に広がったのだろうと思います。
ところが生物が繁栄すると あふれていた豊富な栄養も無くなってきます。
深刻な危機が訪れたことでしょう
そこで現れたのが光合成を行う細菌です
光合成は 光エネルギーを ＡＴＰという生体内でもっとも重要なエネルギー物質に変えることができます
詳しいことは省略しますが 光のエネルギーをつかって
ADPから ATPを合成します
ATPは様々な生体内の反応のエネルギーとして使われます
その1つ炭酸固定で 二酸化炭素と自ら糖を合成します（糖新生）
豊かに存在する有機物を消費する生き物が枯渇によって絶滅の危機に瀕したとき
太陽と水だけで（二酸化炭素は非常にたくさんあったので当時の感覚からしたら無限）
糖とエネルギーを作るのですから なんせ有利です
地球上の池や海に大量にあふれかえりました。
どれくらいかといえば海底を何メートルも覆い尽くすほどでした。
それが今の石油などの化石燃料となっています。
それくらい増えたので、大気中の二酸化炭素は減って、逆に酸素が増えました。
酸素は私たちにとっては無くてはならない物ですが当時、酸素の無い世界で暮らしていた細菌にとっては非常事態でした。なぜならば、酸素は強烈な毒だからです。今でもオキシドール（過酸化水素水）を消毒に使いますよね？
というわけでその当時いた細菌にとっては限られた選択しかありませんでした
① 酸素にやられて全滅する
② 酸素の無いところで生育を続ける
③ 酸素を無毒化する
②は 酸素の無いところで生き残って未だに子孫を残し続けています
古細菌と呼ばれています。
酸素の無いところで生き続けています。
③は現在生きている 古細菌以外の細菌ですね
区別するために真正細菌と呼ばれています
ただ、その中で酸素を完全に無毒化、さらに酸素をつかってよりたくさんのＡＴＰを
合成することができる生き物が生まれました
なぜその生き物は残っていないのか？
強毒である酸素を無毒化し
さらには酸素をつかって非常に有利なエネルギー効率を持っているのに
おそらくは非常に弱くてもろい生物だったのでしょうね、、、、
別の生物の中で寄生する形で入り込んだのかもしれません
取り込んだ生物は
酸素を無毒化してもらい エネルギー効率もよくなったのですから
共生と言えます。
取り込まれた生物は その後ミトコンドリアとなりました。
取り込んだ側の生物にとっては
非常に有利なミトコンドリアを得ましたが
自分自身のDNAと混じることは避けなければなりませんでした
ミトコンドリアのＤＮＡと 自身のＤＮＡが混ざらないようにするために
核膜ができました。
これが 真核生物の誕生です。
真核生物の誕生はまさしく奇蹟といえますが
これも たった1つの細胞が誕生し
それが増幅し 全ての真核生物の先祖となったと考えられます
さらに 光合成する細菌を取り込んだモノが植物の先祖となったのでしょうね
このあたりの話は
諸説ありますが そのうちの1つ（私説）を書きますね
いろんな情報を見て 自分なりに 賛成や反対を持てば良いと思います
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