皆さん こんばんは！ 不妊相談ひとすじ２０年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
昨日は、福岡市で開催されている「第4回 こうのとりフォーラム」に参加してきました。
福岡の著名な５名のドクターをお呼びしての講演会で、福岡県、福岡市、福岡県助産師会の後援のもと、２００名以上の方が参加されていました。
今日は、午後一番に講演された、ＩＶＦながたクリニックのながた由美先生の講演の中で、私がメモできたことをいくつかご紹介させていただきます。（講演中の撮影、録音はNGでしたので、講演の記録が抜けていたりしましたらご了承くださいませ。）
演題は、「仕事をもった女性が、注意すべき婦人科疾患」
です。
◎卵子の力が不足していくことを知っていますか？
◎精子は遺伝子物質だけを運搬する形に変化する。細胞質を持たない精子は分裂ができない→受精しなければ遺伝子を存続できない。１次精母細胞は、毎日２５００万個の精子をつくる。
◎卵子は、細胞質（エネルギーやたんぱく質を作る）を持ち細胞活動の元になる
◎初経時卵子の数は３０万個。毎月３００～１０００個の卵子が消失していき、１年で１万個が消失。
男性は死ぬ日まで妊娠可能。勃起や射精が低下するので妊娠率は低下するが、精巣内に精子がある以上可能性はある。
◎女性は３７歳から卵子の質が低下。
◎働く女性の２８．６％が強い月経痛を訴えている。
◎月経困難症
①機能性月経困難症 原因疾患を有しないもの プロスタグランジンによる子宮平滑筋収縮が原因初経後数年で発症し、悪心・下痢などの消化器症状が出やすい
②器質性月経困難症 原因疾患を有するもの ３０から４０歳代で好発 子宮内膜症など子宮内腔以外の部位で、異所性に増殖する疾患 迷い込む場所で名前が変わる→チョコレート嚢胞、子宮腺筋症
◎不妊症患者の２５から５０％が子宮内膜症
◎子宮内膜症の治療
①内膜症は男性にはないので、男性ホルモン投与 ダナゾール療法
②生理を止めるために低用量ピル療法
③偽妊娠療法 ディナゲスト 腹腔鏡手術後妊娠率が上がるのは、３０歳まで。年齢が高くなれば、体外受精。
内膜症があれば、体外受精を受ける理由になる。そのほかは、卵管閉塞、男性不妊など
◎卵の質の低下は、卵巣の血流量の低下
◎ピルの副効用 リウマチの予防、貧血の予防、にきびと多毛の予防
◎ピルの副作用 体重増加 悪心、
◎子宮内膜症の人は、性交痛の人が多い
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