「勇気づけ子育て」であなた色の人生を（後半）　～提案して話し合う～

　皆さん　こんにちは！　不妊相談ひとすじ２０年　宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー　薬剤師の金丸です。

　今日も、昨日に続いて、月刊誌「れいろう」にシリーズで掲載されている心理カウンセラーの長谷静香さんのお話をご紹介させていただきます。

長谷静香（はせしずか）さん　

勇気のしずく代表　心理カウンセラー・看護師・保育士

昭和47年、福岡県生まれ。茨城県出身。3児の母。大学病院に10年間勤務。退職後、ベビーサイン講師として活動中、子育てに悩みアドラー心理学に出会う。潜在意識なども学び、勇気づけ親子心理学講師として、個人向け講座、医療・行政・教育機関・企業向けの研修・講演を全国で開催。著書に『看護師のためのアドラー流子育て・自分育て』（日本医療企画）などがある。

提案して話し合う

　また、小さなお子さんとレストランに出かけたとき、大きな声で騒いだり、席から立って歩き回り、他のお客さんに迷惑をかけたりしたらどうでしょう。つい、怒って注意しそうですよね。

　しかし、私がお勧めするかかわりは、事前に話し合いを持って備えるという方法です。子供が実際に行動を起こす前に、関係する家族と話し合いをします。それでＯＫが出たら、子供も自身に責任をそひきうけてもらうというものです。

　例えば、次のように話してみるのもいいですね。

「今からレストランに行くけれど、レストランは食事をするところなの。大きな声で騒いだり、立って歩いたりしたら、他のお客さんの迷惑になるから、そうなったら、お店から出ようと思いけれど、いいかな？」と提案し、話し合いをするところが大事です。

　年長者やご先祖様を敬うことは大事なことですが、勇気づけのかかわりでは、親子は横の対等な関係にあり、お互いに尊敬、信頼し合う事が大切なのです。ただ、この結末を体験させるというものは、小学生以下の子供が対象になるでしょう。

　結末を体験させることばかりにこだわってしまうと、本末転倒になる場合もあります。子供を尊敬、信頼し、その場に応じた柔軟な対応が大事になってきます。

２０１９年　れいろう６月号より

　麗明堂の子宝専用hpは