門松を作ってみた | マキオカのネイチャーな日々

マキオカのネイチャーな日々

山梨県の牧丘に手作りの2区画だけのキャンプ場を作りました。

広い空には満天の星。
ティピィの煙突からはバーベキューのけむりと笑い声。
ハイジのブランコは空まで届きそう。

いるだけで気持ちが和んでいく。そんな不思議なキャンプ場から贈ります。

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

師走ももう半ばですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

この時期、子どもが小さかった時はクリスマスの飾り付けをし、いかにサンタクロースを信じ込ませ楽しいクリスマスを送るかに力を入れていた我が家。
でも、子どもが大きくなり年を取るにつけ「けっ、わたしゃ日本人じゃ。ホントにキリストの誕生日なのか分かりもせん毛唐(いまや死語)のお祭りに加担できるかっ」とばかりに、全精力をお正月に傾け出した。

あまりの自分の変貌ぶりに「年を取るって、こういうことよね」と遠い目をする今日この頃。

とはいっても、我が家にできることは限られている。
玄関にリースを飾ったり(百均で買ったものに庭の生花や生葉を付けたもの)、松飾りに庭の南天、千両や万両を添えて彩りよく飾るとか、その程度のこと。
要するに「お金かけずに手間かける」というヤツですな。

そんなわたしですが、いや、そんなわたしだからこそ、いつもご近所のお医者様の家に飾ってある立派な門松を横目に見て、羨ましく思っていたの。
いくら「全精力をお正月に傾けると」言っても、一対で5万円近くもする門松、我が家で買えるワケないじゃないですかあ!!

先月、ふんどし息子が週一でやっている「みちガエルカフェ」でコーヒーを飲みながら、86歳のTさんが「以前、『ミニ門松飾り』の講習会をやった時、たくさん人が来て楽しかったなあ」と、懐かしそうに仰った。
「それなら一緒に門松を作りましょう。どうせ作るのであればミニではなくデカいのを!」と、話はとんとん拍子に進み、昨日、初の門松づくりをしてみました。

大きな石油ストーブをみちガエルカフェの前に出して薬草茶を沸かし、羊羹、蜜柑を用意して、いざ挑戦!

材料
1.竹(6本)
地主さんの許可をもらい、先週のうちに山から竹を伐り出しておいたもの。
竹林は手入れをしなければ荒れ放題になってしまうので、タケノコを採る時期ではないこの季節なら快諾してもらえるハズ。

2.ゴザ
畳屋さんでタダで貰いました。
畳を新しくする際に出るゴザは捨ててしまうものなので、お願いすれば意外とすんなり貰えると思います。
ついでに畳のヘリもくれました。

3.松葉
お庭に松の木があるお宅で、植木屋さんを入れていないおうちが狙い目。
植木屋さんに頼むのもアリかと。

4.大きめの植木鉢(2つ)
5.土もしくは砂
6.ガムテープ
7.枯草もしくは木屑

              DSC_0837_convert_20191214131721.jpg


①まずは土台作りから。
ゴザを半分にして植木鉢に巻く。
藁縄がなかったので、取りあえず畳のヘリで代用しました。
上に出た余分な部分は切込みを入れて、中に押し込むようにする。
二重になると押し込みづらいので、内側のゴザはハサミで切る。

                     DSC_0836_convert_20191214131659.jpg


②メインになる太い竹を2本選び、それぞれ3本2組を選び長さを決める。

③竹の節目を真ん中にして、斜めにカットする。
そうすることによって、切り口が「笑っている口」のような形になる。(これを「笑い口」と言うんだそう)

④3本2組の竹をガムテープで巻き、形を整える。

⑤藁を巻いた植木鉢の底に枯葉や木屑、ゴザの切れ端等を入れ、ガムテープで形を整えた竹を入れる。
そこに土、もしくは砂を入れ、竹がしっかり立つように固定する。

⑥松葉等を土に刺し形を見ながら調える。

「とにかくお金をかけずに楽しみながらやる!」というのが我が家のポリシー。
ストーブで暖をとり、薬草茶を飲んだり羊羹を食べながら、昔話に花を咲かせつつのんびりと。

                        DSC_0850_convert_20191214131749.jpg


完成品がこちら!

                     DSC_0851_convert_20191214131817.jpg

おおー、初めてにしてはいいじゃないですかあ!

まあ、よく見るといろいろあるけれども。
Tさんも「久し振りに楽しかった!」と言ってくれたし。

これにいろいろ飾りつけをして来週華々しくお披露目する予定。
来年は、もう少し知識も含めて下準備をするつもりです。

皆さんも、是非!

タダだし!!(これ大事)

つづく