コロナの先にあるものは | マキオカのネイチャーな日々

マキオカのネイチャーな日々

山梨県の牧丘に手作りの2区画だけのキャンプ場を作りました。

広い空には満天の星。
ティピィの煙突からはバーベキューのけむりと笑い声。
ハイジのブランコは空まで届きそう。

いるだけで気持ちが和んでいく。そんな不思議なキャンプ場から贈ります。

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

自分と家族以外はバイキン扱いの異常なこの世界で、皆様いかがお過ごしでしょうか?
買い物はもちろんのこと、マラソンをするにも自分一人で運転している時でも、マスクを手放さない日本人の生真面目さは、後の代の語り草になるだろうと確信する。

それにしても「Stay home」っていう言い方、もっと他になかったんだろうか。
飼い犬じゃないんだからさあ。
「ハウス!」とか言われているみたいで、なんかヤダ。

標語を作るにしても日本語で作ってもらいたい。
ここは日本なんだから。

それにしても。
「三密」っていうのも、一歩間違えると「千三つ」に聞こえちゃうのはわたしだけ?

え?
「千三つ」って今や死語?
・・・『千のうち本当のことは三つしか言わない』っていう意味なんだけれども。

こんなことを書いていると「くだらない不満ばかり言ってないでちゃんと自粛しろ!」と言われかねないこのご時世。
いや、ちゃんとしてますよ、自粛。
それなりに自粛生活を楽しんでますとも。

バケツでシイタケ栽培をしてみたり。

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廃品でガラス工芸の棚を作ってみたり。

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タンポポやギボウシなどの野草をおつまみに、自家製ビールを飲んでみたり。

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将来、自家製のお茶を飲むために、お茶の苗木を植えたり。
猫の額ほどの我が家の庭は、今やジャガイモ畑になっておる。

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ことほどさように自粛生活を満喫していますとも。

・・・でも、いい加減飽きたというか、モヤモヤするというか。
同じことをするにしても、ただ普通に家にいてやるのと「家にいなければならない」と言われてやるのとでは、ココロモチが絶対的に違うのよね。
こうしたストレスが誘因となって、自己免疫機能が弱っちゃうっていうこともあるやもしれぬ、などと思う今日この頃。

その流れで「コロナ騒ぎって、もしやこれが第三次世界大戦なのでは?」などと妄想してみる。

ペストやコレラが流行り、街じゅう死屍累々、バイオハザードの状態になっているならともかく、この程度のことで(コロナが危険ではないと言っているわけではないですよ)世界中足並み揃えて経済活動を止めるという異常事態。
そもそも、この世界を動かしている人達って、そんなに人命を大事にしてたっけ?

建物や施設、国土は傷つけず、ウィルスと情報だけで戦う、そんな世界。
人々は銃を構えることもなく、爆撃に怯えることもない。
ただ植え付けられた恐怖によって身動きがとれなくなっていく。

鉄格子や鎖はいらない。
「外はコワいよ」「皆も我慢してるんだから」「Stay home」と言いさえすれば、皆おとなしく言いなりになるのだから。
「鎖に繋がれた象」のように。

そして「このワクチンをあなた方のために作ってあげました」と用意しておいた薬を恩着せがましく見せれば、皆嬉々として大金を支払ってその身を差し出す。
中に何が入っているかも知らずに。

敵意や戦闘意欲とは無縁の、人類がかつて経験したことのない類の戦争。
知らないうちに始まり、氣が付いた時には計算され尽くした管理しやすい世界に身を置いている。
もう、決して後戻りはできない・・。

なんちゃって。
星新一の世界ですな。

わたしはアフターコロナの世界は「自分がなりたい、もしくはなりたかった自分になれる世界」たりうると信じているの。

だって、わたし達は知ってしまった。
いろいろな物を捨て去ることは、さほど難しくないことを。
時間をかけ、我慢に我慢を重ねて積み上げたものが、いともたやすく壊れていくことを。
そして「持たない強さ」というものがあることを。

正直、この先に何があるか、わからない。
とにかく一つ一つをしっかり目に焼き付けておこう。

せっかく、この時代、この世界を選んで生まれて来たのだから。

つづく