スゴいぞ、ふんどし息子の不思議治療!(2) | マキオカのネイチャーな日々

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山梨県の牧丘に手作りの2区画だけのキャンプ場を作りました。

広い空には満天の星。
ティピィの煙突からはバーベキューのけむりと笑い声。
ハイジのブランコは空まで届きそう。

いるだけで気持ちが和んでいく。そんな不思議なキャンプ場から贈ります。

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

緊急事態宣言の全面解除が間もなく始まりそうな今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

わたしは今回のコロナ騒動の渦中で、ふんどし息子を見直したことがあるの。

あれはコロナ騒動が始まった2月半ばのこと。
娘から電話が来て、4歳の小王子の熱がなかなか下がらないと言う。

「それがちょっと変なの。40度近くもある熱が5日間も下がらないの。普通は2~3日で下がるんだけど。幼稚園でも同じような症状が流行っているらしい。できたら(ふんどし息子に)診て欲しい」

その頃は「子どもはコロナに罹らない」という情報が流れていたから、娘は4才の小王子がコロナに罹っているなんて思うはずもなく、単に風邪による熱だと思っていたという。

ふんどし息子は電話を切った後「もしかしたらコロナかもしれない」と呟いた。
「でもテレビで子どもはコロナに罹らないって言ってたよ」と言うと「そんなはずはない。症状がどう出るかはわからないけど、もちろん子どもだって罹るよ」と言いつつ、娘の家に向かった。

その頃は「コロナの感染力はスゴイ。症状が重くなると亡くなる可能性もある」という触れ込みだったから(あ、今もですね)「もし本当にコロナだったら、あんたもうつっちゃうじゃん。大丈夫なの?」と尋ねると「コロナに罹っている可能性があるとしても、それを治すためなら危険を犯すのも仕方ないよ。医療者が逃げてたら話にならない」と毅然と言う。

おおー、いつもはぼんくらに見える横顔が、キリッとしてなかなかカッコいいじゃないですかあ!(こういうのを親の欲目という)

いつもやんちゃな小王子は、5日も続いている高熱のため、ぐったりしていた。
ふんどし息子はセルフォ(オーリングを自分でするための道具)を取り出し、いろいろ調べている。
「波動的にはコロナ臭いな」と言うと、背中の上の方にツボを取り、マジックで菱形を書き、中に龍体文字を書き込んでいく。

この神代文字治療、なかなか奥が深い。
神代文字といっても龍体文字、カタカムナ文字、ホツマ文字、ホメミ文字と症状によっていろいろ使い分けなければならないし、文字を選ぶだけでなく向きも探さなければならない。
さらに必要とあらば、そのツボの上にお灸もする。

「こんな不思議な治療をする鍼灸師、日本に何人いるのかなあ」などと考えながら、ふんどし息子の不思議治療を見つめるわたし。
「このあと一応医者には行った方がいいよ。でも解熱剤は出されても使わないように」と言い置き、治療は終了となった。

翌朝「熱が下がった!よかった!!」と、娘から弾んだ声で電話があった。
「え、マジで効いたんだ」と思わず呟いたら「マジで効いたんだ、とは何だ!オレに失礼だろっ」とふんどし息子が噛みついてきた。

いや、以前から効果はあるとは思ってはいたものの「5日間続いた40度近い熱が、治療した翌朝すっかり下がる」という結果を具体的に間近で見ると、そりゃ驚いちゃうでしょ。

だってコロナですよ?(息子の見立てでは、だけど)
背中にマジックで文字を書いただけですよ?

世間の人にこんな話をしたら「そんなトンデモあるはずないだろ」「たまたまに決まってる」と一笑にふされちゃうし、誰も信じない。

ま、とにかくよかった、よかった!

でも、わたしがふんどし息子を見直したというのは「治療の結果、熱が下がった」ということだけじゃないの。
「感染力の強いコロナに罹ると死ぬ可能性がある」というマスコミの連日の報道に皆怯え、人に会わないよう戦々恐々としていた時期に「医療者が逃げてたら話にならない」と、怯まず向かっていったところ。

人間、いざという時にその心根が現れる。

比べるべくもないが、世界中の医療者が自らを鼓舞しながら、コロナに立ち向かってくれたんだろうなあ。
ホント、ありがたさ、申し訳なさに頭が下がる。

それはともかく。

世間に内緒でやっていた「不思議治療」を、何故、今ここに書くことにしたかというと、ふんどし息子の許可が下りたから。
今までは「治療院にアヤシイっていう色が付いちゃうから余計なことは書くなよ」と,止められていたの。

どうやらふんどし息子の中で「トンデモと言われようとも治ればいい。使える治療は全部使う!」と、腹がくくれたらしい。
近いうちにホームページの中にも「不思議治療」という項目を作るとのこと。

不思議治療、面白いじゃないですかあっ!!

トンデモ色を恐れぬその志や、よし!
心配するな。
世間的には母はとっくのとうにトンデモ色にまみれておる。(だから余計心配、との声あり)

考えようによっては世界は不思議やトンデモに溢れている。
ふんどし息子の治療院がトンデモ治療院と言われようが、言いたい人には言わせておけばよい。
要は結果を出せばいいだけのこと。

ただ、この「結果」というのが意外に難しい。

以前ふんどし息子がやったセミナーで、参加者注視の中「これ以上肩が上がらない」と言っていた70代の女性の頭をゴリゴリ刺激したら、徐々に腕が上がるようになり、あっという間に見違えるように上がるようになったので、ご本人も含め、皆さん驚いていた。

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また、今回の小王子のケースのように「翌日に熱が下がった」というはっきりとした結果が出れば、治療の成果として分かりやすい。

でも不思議治療だけでなく東洋医学全般に言えることは、治療の成果が分かりづらいケースが多いということだ。

わたし自身の経験を踏まえて言うのだが「あれ?よくわからないけど、なんとなくよくなったような氣が・・」とか「単に自然に治っただけなんじゃ?」といった感想を持つ人が結構いるんじゃなかろうか。

今にして思えば、この「氣がする」「自然に治る」っていう感覚や「薬を使わず緩やかに治る」という過程が大事なんだけどね。

ふんどし息子の不思議治療、どうなることやら。
どちらにしても一度しかない人生、トンデモと言われようがなんだろうが、やりたいことをやりたいようにやったらいい。

この際だから、いっそのこと「トンデモ鍼灸師の大家」「日本一のトンデモ治療院」目指して頑張って欲しい。
(絶対ヤダって言うと思うけど)

頑張れ、ふんどし息子!!

でも、ちょっと心配なことが。
ふんどし息子の部屋が、アヤシイ系の持ち物(?)で溢れてきていること。

電磁波測定器だの528Hzや741Hzのクリアリングチューナー、フラワーエッセンスだのビーカーやフラスコのような実験道具だの。
本棚に目をやると、エドガーケーシーから貝原益軒、易断や西洋占星術、チベッタンヒーリングや風水の本が所狭しと並んでいる。

・・・もしかして本氣で魔法使いになるつもりなのか?

嗚呼、ふんどし息子よ、どこへ行く。

つづく