どうしよう、桜井誠から目が離せない! | マキオカのネイチャーな日々

マキオカのネイチャーな日々

山梨県の牧丘に手作りの2区画だけのキャンプ場を作りました。

広い空には満天の星。
ティピィの煙突からはバーベキューのけむりと笑い声。
ハイジのブランコは空まで届きそう。

いるだけで気持ちが和んでいく。そんな不思議なキャンプ場から贈ります。

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

7月5日は都知事選。
都民ではないわたしは、当然選挙権がない。

マスコミは現役の小池百合子氏、山本太郎氏、宇都宮健児氏、立花孝志氏、小野泰輔氏を比較し、当落予想を立てている。.
我が家にはテレビがない上に、わたし自身政治に疎いので「へー、22人も立候補する人がいるんだー」などと完全に他人事状態だった。

ところが先週、ネットでマスコミ相手に怒鳴り散らす「ボクちゃん顔」の中年男性の動画が上がって来たので、なんとなく観てみた。
桜井誠という方の都知事の出馬会見だという。

桜井氏は、高音だが聞き取りやすい声で、マスコミ相手に断固として叫んでいた。

「あなた達のやっていることが、どれほど度外れたことかを今日は述べたくて来ました。だから出馬宣言なんてどうでもいいんです!(中略)
別にね、桜井を取り上げろとは言いません。しかしながらね、前回の選挙で11万4千票。
今、名前の挙がっている人間の中では(2020年6月5日現在。前回に続き今回も立候補した中で)第二位なんですね。
小池百合子に続いて第二位の得票を得た桜井を、一切無視してくれた君たちに、本当にメディアとしての良識があるのかと、問いかけたいんです。
良識なんてないだろうよ、君たち!(中略)
君たちは何をやっても桜井を取り上げない。(中略)バカバカしいったらありゃしない。
ナンボここで叫んだところで、君たちは絶対取り上げません。
しかしながら、君たち一人ひとりに改めてメディアの何たるかを考えて欲しいと思っております。
メディアっていうのは、真実を覆い隠すものではなく、真実を世に明らかにするのがメディアの仕事ってものと違うんかいっ!!
(中略)SNS上で、小池百合子を圧倒し、常に1位を取っているのが桜井なんです!」
桜井氏の剣幕に圧倒され、会場はシンとして声もない。

え?この血圧が高そうでオコリンボっぽいおっさんが、本命と目される小池百合子氏より人氣があるの?

わたしは前回の都知事選も興味がなかったので、ここで怒りをぶちまけている桜井氏のことは、存在すら知らなかった。

わたしが情弱だからなのかもしれないが、確かに知る限り、マスコミで桜井氏の名前を聞いたことがない。
既存メディアが一切取り上げない桜井誠氏とはどういう人物なのか。

以前からマスコミの印象操作に疑問を持っているわたしにとって「日本一メディアに嫌われる男」「マスコミが『なかったことにしたい』人物」と言われると、ものすごく興味が湧いちゃうじゃないですかあ!!

秘されれば知りたくなるのは、日本神話のイザナギイザナミ、ギリシャ神話のパンドラの箱を例に取るまでもなく、人間としての当然の本能。

早速、桜井誠氏の動画を観てみる。

桜井誠VS極左毎日新聞社  12・7 日本を罵る毎日新聞への国民大抗議

だ、大丈夫なんですか?
こんなことして・・。

あまりの不穏当な内容と烈しいスピーチに疲れ、途中で観るのを止めてしまったほど。

さらに驚いたことに、桜井誠氏は東京都知事選挙 第一声を中国大使館前でぶち上げ、中共について激しい批判を繰り返した。
(桜井氏は「香港応援街宣」も中国大使館前で行っている)

殺害予告を5回もされているという桜井氏、他にも「絶対に普通の人はやれない」という(具体的に書くこともヤバそうな)場所で演説をしまくる。

命知らずとも言えるあまりの凄まじさに、目が離せなくなってしまったわたし。
その過激な発言から敵も多く、嫌われることも多々あるという。

が、この烈しさは、実は彼の戦略であるらしい。

ヘイトスピーチで有名だという桜井氏は(あのヘイトスピーチ規制法は彼の発言を抑えるためにできたらしい)、その苛烈な語り口からは窺い知れない多くの顔を持っている。

桜井氏の実像に近いのでは、と思った対談はこちら。

【フルバージョン】桜井誠対談!東京都知事選SPECIAL!【生田のいくバズ】

生田氏との対談から垣間見える桜井氏の素顔が興味深い。

幼い頃に父親を亡くし、大学進学のタイミングで母親が急逝した為、自分の大学進学を諦め、働いたお金で弟が希望した大学を卒業させたんだとか。
本人は「先に生まれたものの義務みたいなもの」「自分の道楽の為に弟の面倒を見ただけ」と笑いながら仰っていたが。

また、「今(東京は)緊急事態。危機が終わったら(自分を)捨ててもらって結構」と言い切る。
とてもシャイでスマートで、男氣のある人だと感じた。

さらに桜井氏は「10年前に脳梗塞で倒れ心臓にカテーテルを4本入れているし、他の臓器もあまりいい状態ではない」と明かした。

命を張っているかに見える桜井氏の活動は、言葉通り、本当に日々命を危険にさらしながら戦っているのだ、という事実に、ストレートに心に訴えかけてくる彼の言葉の秘密を垣間見た氣がした。

桜井誠氏の生き方は、平成10年に29歳でこの世を去った天才棋士村山聖(むらやまさとし)と重なって見える。

激しい闘争心を奮い立たせながら、命を燃やし切った村山聖。
一方、一見無謀とも思える戦いに、恐れず怯まず突っ込んでいく桜井誠。

図太くアクが強く見える反面、内に秘めた繊細さは理解されにくい。
戦いに挑む際の激しい嵐のような熱情は、近づいた者を傷つけてしまうこともあるから、嫌う人には徹底的に嫌われる。

両者の、熱い心と冷静さを併せ持ちつつ、己を顧みずに命がけで立ちはだかる壁に挑んでいく姿勢に、共通した男の矜持を感じるのは、わたしだけだろうか。

それはそうと。

「ふーん、桜井氏、支持者達からまこりんって呼ばれてるんだぁ」とクスッとしたり、「あいちトリエンナーレ」を「あいちトリカエナハーレ」と言い換えるセンスに「うまい!座布団1枚!!」と笑ったりしているうちに、当初「このボクちゃん顔、好みじゃないし、話し方も激し過ぎて苦手」と思っていたはずが、いつしか信念のある愛嬌に溢れた顔に見えて来たのは不思議。

そう、子どもの頃は臭くて食べられなかったクサヤが、臭いに慣れていくうちに日本酒の酒肴にすると物凄く美味しいと分かって、氣がついたら好物になってしまっていたような。
(あれ?違うか)

恐るべし、桜井誠!
しばらく目が離せそうもない。

追記
桜井氏は都知事を目指している活動家なので、本来であれば桜井氏の公約や政策を書くべきなのかもしれない。
でも、今のわたしの興味のベクトルは、あくまでも人間「桜井誠」。
政治的にご興味を持った方は、ご自身で調べてくださいね。

さらに追記
都知事選の結果は、小池百合子氏の圧勝。
が、桜井氏も17万8千票を取り、氣炎を揚げた。

しかし・・・。
マスコミのこの対応。





桜井氏だけ顔写真無し・・・。

好きとか嫌いとかいうより、こんな幼稚な差別が堂々とできちゃうこの日本。
流石にヤバくないですか?

でもわたしのように、「このヒト、なんでこんなにマスコミからスポイルされてるの?」と好奇心が湧き、桜井氏のことを認知してしまうという「逆応援作用」が発動してしまうのでは?(笑I


つづく