この美術部には問題がある! 感想・レビュー ネタバレあり | 隠れ鍵っ子の泣きアニメの懺悔日記

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人には他人には言えない趣味があってもいいじゃないですか。社会的な地位、ご近所様に対する世間体。本当はそんなくだらないことにとらわれたくないけど、やっぱり気になるから人には言えない。だからブログで懺悔します。実はKeyで涙腺崩壊するのが趣味なんです。

今回は隠れた名作「この美術部には問題がある!」略して「この美」の感想・レビューです。

 

2015年にアニメ化されましたが、あまり有名でなく、円盤も売れませんでした。しかし、どうしてどうして、なかなか面白い作品です。

 

主人公はウサ耳好き、もとい、宇佐美みずき。この人だけが美術部の常識人で、周りのメンバーが非常識人

 

2次元嫁の萌え絵しか描かない内巻君、トラブルメーカーのコレット、寝てばかりいて絵を描かない部長、そして、重度の中2病のまりあ。

 

みずきは内巻君に恋心を抱いているが、相手には全く伝わらない一方通行。そんな二人をからかいつつも応援する美術部メンバー。そんな日常系の物語です。

 

絵がとてもきれいで、内巻君の書く「2次元嫁」はめちゃくちゃきれいにかけています。また、主人公がうさみみずきだけあって、あちこちに掛かるウサギの絵は、飼った人でないとわからないほど表現豊かに書かれています。

 そしてBGMがよく、感情表現の豊かなみずきによくあったBGMを奏でます。一瞬、Key系が関係しているかと思ったほどです。

 

泣ける要素はほとんどありませんが、日常系としては秀逸の作品です。

 

以下 ネタバレ

 

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ネタバレ編

 

「ひたすら宇佐美みずきをめでるアニメ」

 

このみずきのかわいさが抜群です。絵的にも性格的にも。内巻君への煮え切らない態度。友達からチキン呼ばわりしても告白しない臆病者。でも、相手は「これだから3次元女子は」とか「愛は次元を超える」とか一瞬かっこいいけどわけわからないことをいうおたく。

これではなかなか告白できないですね。

 

そんな、もやもやを視聴者とともに共感して応援したくなるアニメです。

 

そして、問題児の中で永遠に続く日常を描く作品。安心してみていられます。

 

女性主人公の癖に対象としているのは男性。なかなか似たような作品がなくユニークです。近いので「はめふら」でしょうか。もっともあっちは主人公に問題があるのですが。

 

二期を期待したいところですが円盤が売れなかったようです。残念。でも、今からでも遅くないかな。