毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ
【人のことよりも自分のこと】
世の中では、政治、企業経営、教育などの社会的な問題が著しく表面化し、混迷しています。
その解決の糸口をみつけることは容易ではないようです。
人同士が、思想や価値観が異なる相手に、誹謗中傷し、批判し、相手を威嚇して、言い争う光景を目にします。
わたしはこの年になって、若い頃にある人から言われたことが、心に染み入るように理解できるようになったことがあります。
本日は、「人のことよりも自分のこと」というお話です……。
今だから
もっともだ…
その通りだ…
腑に落ちる…
そう思えるのです。
それは、
「人のことを言う前に自分はどうか?」
という言葉です。
(意味:人を批判したり、あらを探したり、人のせいにする前に、自分はどうなのかを考えてみる)
若い頃は勇んで国や人の批判をして、
ああすべきだ!
こうしなければだめだ!
と言い、ある初老の男性に同意を求めたことがありました。
するとその男性は、
「人のことを言う前に自分はどうかを考えると、人様のことを言える立場ではありません…」
とぽつりと言いました。
その言葉で考えさせられました。
偉そうに言った自分はどうなのか……。
それから歳月は流れ、いろいろと人生の勉強をさせていただきましたが、
「自分はどうか?という問い」
は、いつでも大事なことだと思うようになりました。
そのことを最近になり強く感じるのです。
世間では、人への誹謗中傷や批判が飛び交っていますが、誹謗中傷や批判で、世の中が良くなるといいのですが。
批判の前に、自分のことを見つめる人が増えることが、世の中を良くして行くことになるように思います。
当NPOで様々事を調べたり、研究をしたりしてきましたが、人生で大切なのは、“自分のあり方”だと思います。
今になって特にこの言葉、
「人のことを言う前に自分はどうか」
が、とても本質を突いた言葉に思えるのです。
自分自身をしっかり見つめて行きたいものです。
本日は、「自分をしっかり見つめる」というお話です。