毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ

【失敗談の預金】

 

 

成功した人の話は為になります。
「この様なやり方で成功した…」


というような体験談がありますが、わたしの場合、確かに為になるのですが、共感するのであれば、どちらかと言えば成功談よりも失敗談です。


 

本日は、「失敗談の貯金」というお話です……。

 

 

重要無形文化財保持者の講談師、一龍斎貞水(いちりゅうさいていすい)氏は著書『心を揺さぶる語り方』の中で、このように述べています。
 

「人がいちばん共感しやすいのは、誰でもするような失敗談です。成功している人ほど、そういう話に魅力がでます」

 

 

今はこうなれたけど、「実は…」という話には、この人もこんな、
 失敗をしてきたんだ…
 普通の人だったんだ…

その人が急に身近に感じられたりします。
だから共感できるのかもしれません。

 

わたしは、失敗は将来の体験談のネタと思って貯金することにしています。
今まで失敗してきたことに対し、前向きに考え将来に希望を持ちたいものです。
 いつかは笑いながら話せる!
 体験談として関心を持ってもらう話になる!

失敗をこのように考え自分を元気づけたいものです。

 

一龍斎貞水氏は、著書の結びでこの様にも述べています。


「尊敬というのは、そういう共感をきっかけとして生まれてくる気持ちです。『偉いんだぞ、凄いんだぞ』とひけらかされても、素直に尊敬できるものではありません」

 

 

本日は、「失敗を活かす」というお話です。