毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ
【天から与えられた課題は誰にでもある】
「チャレンジド」という言葉があります。
アメリカでは障がい者を「チャレンジド」と呼びます。
意味は、
「挑戦すべき課題を与えられた人」
わたしはこの表現がとても好きです。
前向きです…
人を尊重しています…
希望が持てます…
わたしは体の障がいだけが障がい者ではないと思っています。
体にハンディキャップを持っている人たちは、それなりに人からの協力や助けが必要です。
ですが、健常者でも同じことがいえるのではないでしょうか。
それは、誰もが一人では生きて行けないからです。
誰かの協力や助けが必要な場面があります。
わたし自身が多く人に協力してもらい、そして助けてもらいながら生きてきました。
一人で生きられないということは自分にできないことを人にしてもらうことです。
ということは、完全な人間ではないということです。
例えば“心”の問題です。
盲目のミュージシャン、スティヴィー・ワンダーの言葉に、わたしは感銘を受けました。
的を射ているからです。
「肉体的な盲目であることは罪ではありません。しかし、精神的に盲目だということは深刻なハンディキャップなのです」
(人種差別をする人達に対して発した言葉)
本当にその通りだと思います。
“心の障がい”こそ“一番重い障がい”です。
わたしがよく感じるのですが、知的障がい者の人が、人を恨むことや、人の悪口を言っていることを見かけたことがありません。
健常者でも、人を恨んだり、悪口を言いったりして争う人がいます。
このことに関してみれば、どちらが人に悪影響を与えているのでしょうか?
わたしはこのようにして障がい者から多くのことを学ばせてもらいました。
そして気づくのです。
わたしの障がいを。
短気…
剛情…
傲慢…
自分勝手…
感謝することをしない…
謙虚になれない…
人にどれだけ迷惑をかけてきたか……。
こんなことがわたしの持つ障がいだったのです。
「人は誰でもチャレンジド」
きっと天から与えられた、
「挑戦すべき課題」
が、あるのでしょう!
「体の障がい」より、我々健常者はもっと厳しい「心の障がい」を与えられているのかもしれません。
自分の欠点を直すことにより、人は成長し、幸せに近づくと思います。
もしかしたら、それは、
「法則」
なのかもしれません。
自分の欠点は、
「天から与えられた挑戦すべき課題」
だと思えるのです……。