毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ
【感謝の力(2)
~感謝する心が引き寄せるもの~】
わたしはいつも自分を幸せ者だと思っています。
その理由は、
一日のうちで“感謝できる事”が何回もあるからです。
自分の人生の“苦しみの経験”が、この恵み(感謝できる)を与えてくれたのです。
苦しみを経験したから感じられるのです。
例えば、
人は身体の調子が悪くなると、心配することや困ることが出てきます。
そして、気分が悪くなったり、機嫌が悪くなったりして不満も出てきます。
しかし、もっと重い病気にかかり、生きるか死ぬかの苦しみを味わった人は、身体の調子が少しくらい悪くても、心配することや困ることはそうは感じなくなるのです。
むしろ身体の調子が少し悪いくらいで良かったと思い、まだそのくらいでいられることに感謝できるといいます。
わたしが言う“苦しみが感謝を感じさせてくれる”とは、このようなことなのです。
わたしはこのように考えました。
最悪な事態を想像してみよう。(縁起でもないのですが…)
大切な家族が突然、
不治の病にかかった…
事故に遭った…
そして
突然帰らぬ人となった…
こんな事が起ったとしたら、わたしの一番の苦しみ、悲しみになることでしょう。
そんなことを何度も何度も想像してきました。
この想像をいつも頭に置いて生きてきました。
すると、妻や娘と、
散歩に行く…
買い物に行く…
そんな何気ない事でも感謝することができるようになって行ったのです。
でも、いつか愛する人とも別れる時が来ます。
その日が来た時、この縁起でもない想像をしていなかったら、きっとこんな後悔することになるでしょう。
「一緒に居られた時が一番幸せだった。何気ない事が一番の幸せだったんだ」と……。
大切な人やものが存在しているうちに感謝ができるようになりたいです。
大切なものへ感謝ができないと、いつか後悔することになるからです……。