毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ

人生の目標を知るために

~本当の自分を知る方法~】

 

 

わたしは人に何かの質問をする時に大切にしていることがあります。

それは「的を射た質問をすること」です。

 

わからないことを誰かに質問した時にわかりやすく明確に答えてもらうと、

 なるほど…

 それならわかる…

 納得… 

 腑に落ちた…

と、言葉が出てきて、とても気持ちがスッキリするものです。

 

でも、ピントのずれた質問だったり、核心に触れていない質問であったりすれば、本当に自分が知りたい答えは返ってこないでしょう……。

 

 

質問する側に明確に答えてもらうためには質問する側の心構えが大切です。

「どんな質問をすれば相手の気持ちや知識を引き出せるか」

そのためには的を射た質問をすることが必要です。

 

わたしがこのようなことを考えるようになったのは、時間のない時に相手にインタビューする場面が何回もあったからでした。

何回も質問をすることができないので、的を絞り込まなければならず、そのためには質問の準備が必要でした。

 

さて、この事をふまえて今度は自分に対して質問を考えてみることにしましょう。

どんな質問をすれば自分の本当の答えが導き出せるかです。

 

まず、この質問からはじめましょう。

①  「あなたは自分のこと知っていると思いますか?」

 

では次の質問です。

②  「あなたの一番知りたい事は何ですか?」

 

この二つの質問を即答した人は自分を知っているといえるかもしれません。

でも答えられる人はそう多くはいませんし、また錯覚をして答える人も多いのです。

 

以前のわたしは、

①  はハイ

②  は答えられなかった

という結果でした。

 

①  は「知っている」と答えても深く考えるとそうではないことがあります。

②  に関しては人生にとってとても影響する重要なことです。

だって何を知りたいかが明確になっていないことは自分が何を求めているかを知らないことになるわけで、生き方や進む方向が定まらないことにもなります。

 

そこでわたしはどうすれば

「自分が一番知りたい事を知ることができるか」

を考えることにしました。

そして出した結論は、

「自分に対してどんな質問をするか」

ということでした。

 

次にこのようなイメージをして考え続けました。

 

 「神様が、わたしの質問を一つ答えてくれることになった!」

 

 

でも条件があります。

たった一度だけの質問しかできません。

それも二度の質問や確認もできません。

という設定をしました。

 

だから的を射る内容の質問が必要になります。

聞きたい事の“核心”です。

たった一度の質問が自分の人生を変えるかもしれないのです。

 

そこで“自分が一番叶えたい事”を考えました。

考えた末に出た答えは、

「幸せになりたい」

その場合の質問はこうなります。

「幸せになる方法を知りたい」

 

でも、たった一度の質問です。

これでは抽象的で漠然としてしまい核心に触れていません。

 

そこで、また考えることになりました。

今度は

「何を質問すれば幸せな人生が送れる答えが得られるか?」

というテーマです。

 

このようにして段々掘り下げられていったのです。

その後、ようやくたどり着いた質問ができました。

 

核心に迫るイメージをして緊張するほどの場面をつくり、時間をかけて考えた末にようやく核心の質問を見つけることができました。

「自分が一番知りたい事は何か?」

を知ることができました。

今ではそれが「わたしの人生の目標」になっています。

 

そのたった一つの質問とは、

「一番価値のある生き方とはどんな生き方か?」

でした。

 

わたしの望みは価値ある生き方をすることだったのです。

価値ある生き方とは、死んで行く時に後悔などせず、本当の意味で満足できる人生を歩むことです。

 

この“一番知りたい事”を知ることができてからわたしの生き方が変わって行きました。

迷いのない人生を手に入れることができたのです。

 

常に考えることは、

「価値あること、ものとは何か?」

そのように物事を見るようになり生き方を選択するようにしています。

 

 

あなたは本当に自分のことを知っていますか?

自分を知るということは自分の知りたい事は何かを知ることなのです。

 

この答えを導き出すことができれば、人生はきっと今までとは違ったものになるでしょう。

それは、「ハッキリとした目標ができるから」です。