毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ

鏡の中の自分を見つめる】

 

 

私たちは一日どれほど鏡を見ているのでしょうか?

 

毎日鏡を見ることは誰もがしている行為ですが、何のために見るのでしょう?

そのほとんどが“身だしなみ”のためではないでしょうか。

鏡は、ありのままを映し出しますから自分で見えない自分を見ることができます。

 

以前に鏡のことで、こんな疑問をもったことがありました。
「神棚にある丸い鏡“神鏡(みかがみ)”は、何のためにあるか?」

 

 

以前に皇居を見学させていただいたとき、宮内庁の方の説明で知ったのですが、皇居内に神殿があり、その神殿に天皇は日々国民の幸せを祈願するのだそうです。

天皇は日本の代表する宮司であることを知りました。

 

じつは神鏡には、天皇行としてとても大切な役割がありました。
それは、「自霊拝(じれいはい)」をするためです。
天皇行として御鏡御拝(みかがみぎよはい)があります。
これは、神鏡に映るご自分の姿を拝する行で、ご自分の霊魂(みたま)を磨くために行います。

自分の魂の曇り自覚し、その曇りを拭い去ることで魂を磨いて行くのだそうです。


わたしは、この事を知ったときから、鏡の見方が少し変わってきました。
鏡に映った自分の姿を見ながら、自分の魂に語りかけるようになりました。

 

実際には、鏡には魂は映りませんが、不思議にも自分の姿を見ながら魂を見ようとすると何か感じるものがあるのです。

(もしかしたら目には見えないけど魂は映っているのかもしれません……)
 


意識をして自分の魂を見つめることも大切だと思います。
第三者として、鏡の自分と対話し、外見だけでない身だしなみも心がけたいものです。